2018年の抱負(ver.6 20180205リンク追記)

  今年の抱負は、本を読むことではなく、本を書くことです。以下、その備忘録。

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2018年5月21日 (月)

樺山紘一編著『現代歴史学の名著 』1989年中公新書(後編①)

中編からの続きです。

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2018年5月11日 (金)

最近の外国為替相場について

少し、不思議に感じたので投稿しておきます。

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2018年5月 5日 (土)

樺山紘一編著『現代歴史学の名著 』1989年中公新書(中編)

前編より、続きます。

10/11.評者:松浦義弘
大塚久雄『近代欧州経済史序説 』(1944)
高橋幸八郎『市民革命の構造 』(1950)

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2018年5月 3日 (木)

人的資源の比較文明論

 どういう文明、文化を背景に持った社会にも、歴史的に形成された、理想的人間像、誰もが憧れるモデルがあります。前近代の社会は、基本的にどこでも身分社会を形成していましたから、前近代においては、身分ごとにお手本になるロール・モデルがあったことになります。ところが、前近代から、中国では、社会の上下に関係なく、理想の人間像は君子jūnzǐでした。

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2018年5月 2日 (水)

樺山紘一編著『現代歴史学の名著』1989年中公新書(前編)

 本書の姉妹編である、樺山紘一編著『新・現代歴史学の名著』2010年中公新書、に関しては、書評記事を四年前に弊ブログにて掲載しました。
 今回、改めて1989年版(本書)を読み、こちらも好著と感じたのでご紹介する次第です。

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2018年4月 1日 (日)

Max Weberの「浄土真宗」観〔2〕

 〔1〕で挙げた大塚久雄の指摘そのものを、ご参考までに引用しておきます。

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2018年3月31日 (土)

二つのヨーロッパ

 このところ、関東の太平洋側は好天に恵まれ、実に気持ちの良い日が続いています。本当に、日本列島の春先の太平洋側の気候は素晴らしい。

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2018年3月20日 (火)

My First Rifle(初めてのライフル)

 米国で、9歳男児が13歳の姉を射殺しました。3月19日、ミシシッピ州にて。

米で9歳男児が姉射殺 ゲームめぐりけんか 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 なんで、こんな事件が頻発するのかという法的根拠は、合衆国憲法に明記されています。

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2018年3月16日 (金)

本居宣長と両墓制

 宣長には、二つお墓があります。先祖伝来の菩提寺、浄土宗樹敬寺に一つ。もう一つは、宣長を実際に土葬した、松坂郊外の山室山の頂上(一応、浄土宗妙楽寺の寺域内)の「本居宣長之奥津紀」です。前者は、世間一般の法事等のためのもの。後者は、いわば「本居宣長」という大学者のファン用のもの、です。

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2018年3月12日 (月)

戦間期の留学熱

 戦間期(Interwar Period)とは、第1次世界大戦の終結(1918年11月、大正7年)から第2次世界大戦の勃発(1939年9月、昭和14年)までの約20年間を指します。この時、大挙して戦勝国日本の留学生が敗戦国ドイツ(ベルリン)、オーストリア(ウィーン)を中心に、欧米中を巡りました。

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2018年3月10日 (土)

Max Weberの「浄土真宗」観〔1〕(20180401参照追記)

 随分昔に読んだ、

大塚久雄『社会科学の方法‐ウェーバーとマルクス‐』1966年岩波新書
Ⅲウェーバーの「儒教とピュウリタニズム」をめぐって‐アジアの文化とキリスト教‐

に、気になる言葉があってずっと引っかかっていました。

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2018年3月 9日 (金)

借りた本はサッサと読んで貸主に返しなさい(by 本居宣長)

 宣長の、本を借りたら読んで早く返しなさい、のエピソードは下記にあります。

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2018年3月 8日 (木)

ウェーバーと家康(Max Weber and Tokugawa Ieyasu)

 私が参加してるMLにて、

Max Weber, Hinduismus und Buddhismus, 1921
(Gesammelte Aufsatze zur Religionssoziologie, vol.2)

に、徳川家康の記述があることを教えて頂きました。
それをサクッとご紹介。

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2018年3月 5日 (月)

R.N.ベラーの和辻哲郎論

 以下は、
原題Bellah, R. (1965). Japan's Cultural Identity: Some Reflections on the Work of Watsuji Tetsuro. The Journal of Asian Studies, 24(4), 573-594. doi:10.2307/2051106
邦題〕 R.N.ベラー(勝部真長訳)「和辻哲郎論」
 所収 湯浅泰雄編『人と思想 和辻哲郎』三一書房1973年、pp.69-106
という、先年物故した著名な米国人社会学者ロバート・ベラーの、和辻哲郎を論じたとても面白い論文の感想です。

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2018年3月 4日 (日)

西欧におけるphallocracyの実態 2(追記20180409)

 アングロサクソンの(性差)個人主義は、ある種、筋金入りです。

 ごく最近の事例でいえば、ハリウッドの騒動があります。主演の男優が5億円、ヒロインが2億円とか。どちらもすごいですが、その男女差もすごい。

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2018年3月 3日 (土)

西欧におけるphallocracyの実態1(追記20180409)

 当方が参加しているMLで非常に興味深い逸話を伺いました。
 あるMLメンバーの知人女性(西欧人)がこうぼやいたそうです。

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2018年3月 2日 (金)

近世の排仏論

 一世紀に及ぶ内戦である戦国期が、最終的に大坂夏の陣(1615年)を最後に終息して、元和偃武=Pax Tokugawana がもたらされますと、死と来世=彼岸に日常的に直面していた列島庶民の心性は、ようやくそのベクトルを此岸に向けることが可能となりました。この世から切断された来世志向から現世と地続きの未来志向への転換です。

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2018年2月28日 (水)

中島真志 著『アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者』2017年10月新潮社(20180301追記)

【主内容】昨今なにかと話題になる、ビットコイン等の仮想通貨。その仮想通貨の全体像と評価が本書記述の3割。その基幹技術として考案されたブロックチェーン(=DLT 分散型台帳技術)の全体像と評価、今後への影響の記述が7割。
 したがって、本書タイトルで言うと、「アフター」が主、「ビットコイン」が従、となる。銀行員、証券マン、アセットマネジメントに携わる方、事務工程の業務改革を得意とするコンサルタント、だったら必読書。絶対、読んだ方がいい。なぜなら、DLTは5年内にあなたの日常業務を変えてしまうから。

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2018年2月19日 (月)

DLT( Distributed Ledger Technology )と華厳思想

 従来、ブロックチェーンと言われてきた技術は、近時、「分散型台帳技術 Distributed Ledger Technology ( DLT )」と呼ばれるようになってきています。その本質が、所有権データを分散型で管理する、というものだからです。

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2018年2月16日 (金)

コンメンタール 尾藤正英「尊王攘夷思想」1977年

本ブログ記事の、

「ひとつの徳川国家思想史」(1)~(12結)

を、PDF化しました。ご利用頂ければ、幸甚です。

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2018年2月14日 (水)

記事のPDF化をしてみました

 本ブログ内の記事で、長編のものを試験的に幾つかPDF化してみました。下記です。

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2018年2月 5日 (月)

古代中国の環境破壊

 浅野裕一著『古代中国の文明観 ―儒家・墨家・道家の論争―』2005年岩波新書
の、PP.2-3、にこうあります。

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2018年2月 1日 (木)

赤い月を見た

 1月31日の水曜日、夜10時半頃。赤い月を見ました。多分、生まれて初めて?

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2018年1月27日 (土)

地球温暖化のメカニズム

 頭の整理のために、今自分が持っている知識で地球温暖化の機構を箇条書きにしてみました。もし、間違い、事実誤認等ありましたら、ご指摘頂けますと非常に助かります。

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2018年1月23日 (火)

西部邁への断章

 西部邁氏が1月21日、亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。

 私、西部邁と昼飯を食べる寸前までいったことがあります。(笑)

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2018年1月16日 (火)

越中女房一揆

 表題を見て、何のことかと首を捻る方が多いのではないでしょうか。これは、1918(大正7)年夏、富山県の魚津町から始まった、米騒動のニュースを取り上げたある新聞の見出しです。その全体像は下記の表をご覧ください。

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2018年1月15日 (月)

日本銀行のバランスシート

 下記は、2017年5月現在の日本銀行のバランスシートです。すぐわかることは以下のようなことです。

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2018年1月 3日 (水)

山口昌男と二人の王

 この1973年の夏私はイギリス社会人類学協会(ASA)創立十周年記念大会の後もオックスフォードのウォートン・カレッジに止宿して、読書、本蒐め、ディアギレフ関係の資料集め(モシュレアム美術館)に行って、暇があるとバムブリー通りの社会人類学研究所で、オックスフォード人類学の創始者マレットの寄贈になるマレット蔵書などの本を読んでいた。

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2017年12月31日 (日)

マスコットと苦難の神義論(Theodizee des Leidens)

マスコット( mascot [en]/mascotte [fr])
英語圏には,フランスの作曲家オードランEdmond Audran(1840-1901)のオペラ《 La Mascotte 》の公演(1880)を機に知られるところとなった語。

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2017年12月30日 (土)

北海道のマンモスはなぜ絶滅したか?

 大相撲の初場所は真冬に行われます。某国営放送の中継をみると解説している親方は室内とはいえ大抵半袖シャツ姿です。周囲に体のサイズが大きい方がいれば気付くと思いますが、彼らは大抵汗っかきで、夏場なら常時ハンカチやタオルを握りしめています。それはなぜでしょうか?

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2017年12月21日 (木)

奈良朝びとの古墳破壊とパーセプション・ギャップ

 弊記事で掲げた表に奇妙な部分があることに今頃気付きました。築造年順の7番目、市庭(いちにわ)古墳です。

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2017年12月19日 (火)

古墳は《お墓》ではない?(3/結)

 下記は、前回記事で引用した松木武彦氏の表を少し加工してみたものです。

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2017年12月18日 (月)

古墳は《お墓》ではない?(2)

 (1)の続きです。

 (1)では、なんのために古墳が築造されたのか、ということで、故人の事績を顕彰するというより、築造そのものが目的だったと考えました。そう考えた場合のアイデアを幾つか列挙しました。

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2017年12月13日 (水)

古墳は《お墓》ではない?(1)

 表題は意図的に書いてみました。というのも、《お墓》なら、古墳、とりわけ大王あるいは天皇クラスとみなされる全長数百メートルに及ぶ巨大な前方後円墳で、被葬者がいま一つわからん、なんてことが起きる訳がない、と思うのですね。

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2017年12月11日 (月)

古代弥生人の名前

 縄文、弥生、古墳等の日本古代は無文字社会なので、基本的に人名は残りません。ま、残りようがない訳です。名は当然あったでしょうが、それを記録保存する文字がないからです。

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2017年12月10日 (日)

日本列島の地域別人口分布の歴史的推移

 資本主義の歴史的膨張は、ロンドン、パリ、ニューヨーク、東京等の巨大都市へ諸資源(人口、マネー、知識など)の集中の過程と相即しています。その再検討の材料として地域別人口の概要は必須知識です。

 下記に大変有益な図表がありましたので、参考までにご紹介します。

図録▽地域別人口分布の超長期推移(縄文時代から1995年まで)

社会実情データ図録」様、毎度、貴重な図表をありがとうございます。

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2017年12月 8日 (金)

一つの H.G.Wells 評

 今からウン十年前に読んで、記憶の底に仕舞い込まれていました。ふと甦ったので、備忘として残すことにします。

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2017年12月 3日 (日)

幕末に列島の植民地化危機はない(2)

 本件に関して、同時代の証言、それも当事者に近い立場の人間の言を一つ引いておきます。

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2017年12月 2日 (土)

貴種流離譚

光源氏須磨流竄の原因は、犯すことが、あつたのである。其故、天上に近い生活から、自ら去つて、流離することになったとしてゐる。其犯しの種類は違ふが、竹取の赫耶姫も、愈、昇天する前になつて、翁に語つた所では、天上の者だが、聊か犯しがあつて、人界に住むことになつたと言ふのである。

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2017年12月 1日 (金)

Max Weber権力理論に対する Otto Brunner からの批判(1)

 ドイツ国制史の泰斗から、Weber権力論に関してこんな批判があったというのは今まで気付かなかった。ブルンナーの本を何年間も積読にしておく私が阿保なのだが・・・。

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2017年11月26日 (日)

高校の図書室にまつわる回想

 高校では割と図書室に入り浸っていた。帰宅部だったこともあるし、図書室司書のお姉さんの魅力に惹かれたこともある。

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2017年11月24日 (金)

文字無き世界(3/結)

 弥生時代から古墳時代、ヤマト王権への変遷は、プリミティブな無文字社会に、漢文でいうところの《文明(暗いところを文字という光が照らし出す)》が浸透する過程そのものです。これは列島の文明史上最大のドラマと言ってよいと思います。

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2017年11月19日 (日)

文字無き世界(2)

 さて、face to face のコミュニケーション形式で成立していた、小規模かつ単純な無文字社会が、何らかの原因で、その範囲を広げたとします。すると、その規模に対して既存のコミュニケーション形式の処理能力は過少であるわけですから、全体的な意思疎通がなかなか成立しないだろうと予想されます。

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2017年11月17日 (金)

文字無き世界(1)

 文字の無い、あるいは文字が使われない社会を人類学では無文字社会とか、前文字社会とか言ったりします。この言葉を聞いて思いつくのは、例えば、アマゾンやボルネオ島奥地の密林で小さな集団(共同体)を作って暮らす、部族社会の人々でしょう。彼らはしばしば「現代において石器時代の生活を送る」といった形容がなされたりします。

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2017年11月 4日 (土)

前方後円墳は、どっちが「前」?

 文字通り、「方」(四角形)が手前で、「円」が奥だと思っていた。
 ところが、この「前方後円墳」の命名は、近代の学術用語ではないということをつい最近知った。

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2017年10月29日 (日)

凝固点降下と文明史(5/結)

理科的な整理

 自然界の物質は大抵、化合物である。純物質はほとんどない。したがって、《鉄 Fe》の原料である鉄鉱石も、基本的に《酸化鉄》である。酸化鉄(赤鉄鉱Fe2O3、磁鉄鉱Fe3O4)を《鉄 Fe》にする反応は、酸化反応の逆の過程、還元反応である。

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2017年10月27日 (金)

村上淳一氏を巡る雑感

 私は、故村上淳一氏の良い読者ではない。精々、つまみ食い程度。したがって、以下は思いつくままをつれづれに書いてみる。

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2017年10月26日 (木)

訃報 村上淳一氏

 法史学者村上淳一氏が亡くなられた。10月24日、84歳。肺炎とのこと。著作で存じ上げているだけだが、知的な恩義を感じている身なので、弊ブログにて一言。

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2017年10月23日 (月)

凝固点降下と文明史(4)

 これまでの議論での隠れたポイントは、木炭である。

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凝固点降下と文明史(3)

 《製鉄》のプロセスは、二段階に分けられる。

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2017年10月19日 (木)

凝固点降下と文明史(2)

 自然科学という分野の(個人的に)嬉しい点の一つは、一見全く異なった現象を同じ原理で統一的に理解できることだ。なぜ嬉しいのか。私は記憶力が悪い。一つの原理で二つの現象を理解できる(一石二鳥)なら、記憶する手間が一つ確実に減る。これが嬉しい。

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2017年10月18日 (水)

凝固点降下と文明史(1)

 いま、「日本全史」的なものを執筆中で、ちとばかり、弊ブログへのポストが滞りがちになっている。人生何が起きるかわからない。いま冥界へ旅立つことになったら、残せるものは悔いだけだと愕然とし、図書館に残るものを書こう、と思い立った次第。ブログ記事に残しただけではブログ主が死んじゃったら、結局のこらないもんね。
 日本列島の縄文から20世紀までを通史として書く予定で、いまようやく古代から律令制にとりかかり中。出版にこぎつけたら、無論このブログでもアナウンスしますので、買ってね。

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2017年9月20日 (水)

calypso と《哲学》

 クワイン(Quine)の論文集"From a Logical Point of View ",1980, 2nd ed, revisedのはしがきにこうある。

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2017年8月30日 (水)

大正時代の可能性

 丸山真男は、大正3年生(1914)だ。彼は、1945年、31歳で大日本帝国の断末魔を目撃する。似たキャリアの人物に、服部正也という人物がいる。

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2017年8月28日 (月)

言葉は意味を孕んでいる

 言葉は意味やイメージを孕んでいる(Language conceives meanings and images.)。

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2017年8月25日 (金)

心に棲む鬼

あわれあわれ電(でん)のごとくにひらめきてわが子等すらをにくむことあり
斎藤茂吉

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2017年8月17日 (木)

九鬼周造の「因果的偶然」

 表題の語彙を以下の文から知った。

古川雄嗣「「自然支配」と「自然随順」のあいだ」,下記のPP.148-163に所収
『現代思想』総特集「九鬼周造 偶然・いき・時間」2017年/1月臨時増刊号

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2017年8月16日 (水)

東浩紀『観光客の哲学』2017年4月、を巡る雑感(2)

 本書の理解に役立ちそうなものに気付いたので、2つ付け加えておくことにする。私は、その言説にどこまで同意するかは別として、東浩紀が志のある言論人であると諒解した。

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2017年8月15日 (火)

東浩紀『観光客の哲学』2017年4月、を巡る雑感(1)

東浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』2017年4月

 表題の本を読了したのだが、どう言うべきなのか読後感を書きあぐねている。とりあえず、書き綴ってみることにする。

 私にとり最も興味深かったのは、第2章「政治とその外部」、第5章「家族」なので、そこらへんからやってみよう。

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2017年7月21日 (金)

ダフネ・デュ・モーリア Daphne du Maurier

 小説家(1907-1989)。ヒッチコック監督によって映画化された『レベッカ』(1940年)の原作者。同じく『鳥』の原作者でもある。かなりの美人。いわゆる閨秀作家。

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2017年7月16日 (日)

1兆トンの氷の塊

 暑気払いに涼しい話題を。
 南極の沿岸から1兆トンの氷塊が分離した、と7月12日ニュースが流れた。

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2017年7月 7日 (金)

《おかま》と鎌倉景政 (続)

 今から十数年前、《おかま》と鎌倉景政、なる記事を書いた。たまたま、別件で関連する知見を得たので忘れないうちに記事とする。

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2017年7月 3日 (月)

明治日本の《米国化》

 明治九年二月、昭憲皇太后(明治皇后)は先にその開校式に行啓した「東京女子師範学校」に、以下の歌を下した。

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2017年6月24日 (土)

慶長三年のGDP

 国力を数量(数値)化し、それを国力増進の糧にしようとするのは、主権国家が並存、競合、角逐していた近世西欧人の特徴的思考法だ。代表例が政治算術(political arithmetic)と呼ばれた一群の人々、ペティやグラントといった17世紀人である。

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2017年6月23日 (金)

「American way of life」の起源(2)

 前回の続き。

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2017年6月22日 (木)

「American way of life」の起源(1)

 いわゆる、American way of life が、米国で「完成」したのは、戦後、それも朝鮮戦争後の1950年代である。

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2017年6月17日 (土)

空海と辰砂(=水銀)〔1〕

玉川の水
高野山の上にある。この水は毒があり呑めない〔小さな流水である〕。傍らに石碑を立てて毒のあることを示す。
〔風雅〕忘れても汲みやしつらん旅人の高野の奥の玉川の水(弘法大師)
和漢三才図会〈13〉 (東洋文庫)、巻76、紀伊、P.267

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2017年6月14日 (水)

「詩人は世界の非公認の立法者」

「詩人は世界の非公認の立法者なのだ。」
“Poets are the unacknowledged legislators of the World.”
Percy Bysshe Shelley, Defence of Poetry (1821)
シェリー「詩の擁護」〔所収シェリー詩集 (新潮文庫)

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2017年6月 5日 (月)

呉座勇一『応仁の乱』中公新書(2016年10月) 感想Ⅰ

 表題の本を読んだ。(端折ったので)完読とは言えないため、書評ではなく感想。
以下に連想したことを備忘録としておく。

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2017年5月29日 (月)

「朕の新儀は未来の先例」

 表題は、今から七百年前の帝王の言である(後醍醐天皇)。一瞬「未来を予言する最良の方法は、未来を作ってしまうことだ」をつい想起してしまう。

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2017年5月27日 (土)

入り婿はきかずに抜いて叱られる

 表題は、『誹風末摘花』からのもので、これは徳川十八世紀後半から十九世紀初めに成立した四巻のエロ狂句集である。

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2017年5月19日 (金)

鎌倉時代に「鎌倉《幕府》」は存在しない

 「江戸《幕府》」や「徳川《幕府》」なる語彙が当事者たちの自称ではないことは勿論、当時の第三者からの呼称でもなく、徳川19世紀中頃における政治的意図が込められたものであったことは、弊blogでも幾度か記事化した。すると当然、「鎌倉《幕府》」なる語彙を使った鎌倉時代人たちも皆無であろうと容易に推測できる。以下はそれに関連する evidence の二例。

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2017年5月15日 (月)

Wahlverwandtschaften and Double Contingency

Talcott Parsons の Double Contingency の議論...

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2017年5月 7日 (日)

テロリズムのエートス

以下、国史大辞典(吉川弘文館)の「原市之進」の項にこうある。

「文久元年(一八六一)五月東禅寺事件が起って幕府の攘夷派への圧力が強まると、大橋訥庵らとともに老中安藤信正の要撃を謀議した。」

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2017年5月 5日 (金)

幕末維新最大の謎

戦前日本の国家神学と言えるものは、《水戸学》である。戦前の日本人をその一言で黙らせた《国体》というマジックワードも、会沢正志斎『新論』が発明したものだ。したがって、私たちは一つ謎に逢着する。

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明治維新批判本の盛況と日本史家の反応

 『週刊エコノミスト』2017年5月9日号の書評欄(P.66)に、中世史家今谷明氏が下記の寄稿をされている。

書評 歴史書の棚 「維新批判の著作ブームに 問われる歴史学者の役割」今谷明

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Donella H. Meadows (1941-2001 USA)

 1972年にローマ・クラブが発表した「人類の危機」レポート、『成長の限界 The Limits to Growth 』。その主筆がメドウズ女史(Donella H. Meadows)だが、2001年に59歳で亡くなっていた。偶然彼女の言葉に出会い、感銘を受けたのでご報告しておく次第。生憎出典は不明。

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2017年5月 4日 (木)

空気は暖められても「軽く」ならない

時折、考えては不思議に思うことがある。よく、一般向け解説や、中学生向け理科解説書で、下記のような文を見かけるのだが・・・。

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2017年4月19日 (水)

尼将軍の檄

 時は承久三年(1221)五月十四日、京で逼塞させられ、虎視眈々と機会を窺っていた上皇、後鳥羽院は、ついに鎌倉への反攻の挙兵に出た。翌日には、北条義時追討の宣旨・院宣を発する。

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2017年4月18日 (火)

Neurath's Ship

Quine, Willard van Orman
From a Logical Point of View : Nine Logical Philosophical Essays
Second Editon, Revised
1980
Harvard UP
PP.78 - 79

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2017年3月27日 (月)

「東京物語」と国学

映画「東京物語」とかけて、国学ととく、その心は、・・・。

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2017年3月17日 (金)

石井紫郎「近世の国制における『武家』と『武士』」1974年

本論文は、比較国制史研究における日本を代表する業績であり、日本における《近世 early modern》の持つ人類史的意味を知るための必読文献でもある。

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2017年3月15日 (水)

比較エリート論

日本における東大文Iエリートは、何だかんだ言っても知的に優秀です。それは、EnglandのOxbridge、米国のIvy league、仏のGrandes Ecoles の連中と同質なものです。

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2017年3月 3日 (金)

国民詩人って誰?

 昔、評論家のS氏が「日本には国民文学、国民詩人と称すべきものがいない。」と、私的な会合で弁じていた。

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2017年3月 1日 (水)

with cool heads but warm hearts

'with cool heads but warm hearts',
Alfred Marshall,
"The Present Position of Economics",
An Inaugural Lecture, P.57
London : Macmillan and co.
1885

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2017年2月28日 (火)

関良基『赤松小三郎ともう一つの明治維新』作品社(2016年)

一書を全編書き下ろすことは、尋常ではない精力を必要とするだろう。著者は森林生態政策学者である。つまり、本書の内容は著者の専門の畑と異なり、その要求されるエネルギーも倍加する。

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2017年2月15日 (水)

日本語語彙はア行からサ行が半分

ふと気になったので、表題の件の簡単な調査をしてみた。
以下は、とりあえず手元にある何種類かの辞典に当たった結果だ。

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2017年2月12日 (日)

ASKA「止まった時計」(1990年)

いい曲だと思う。歌もASKA節が効いてて聴かせる。
変調するところもオシャレ。曲名、詞もいい。隠れた名曲ではないか。

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2017年1月31日 (火)

財産権、労働生産性そして成長経済(property, labor productivity and growth economy)

人間は己の局所的な local 事柄にしか視界や考え、感情が及ばない。したがって、それが善事でも悪事でも、局所的なことにであれば、猛烈な関心と行動を見せるが、大局的 global なことにはどうも二の足を踏む。

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2017年1月24日 (火)

無から有は生まれない

無から有は生まれない。

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2017年1月23日 (月)

ブリコラージュと資源論(Bricolage and theory of resources)

おとぎ話の魔法使いや旧約聖書の創世記とは異なり、我々が暮らすこの世界で《無》から《有》を捻り出すこと(create)はできない。

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2017年1月16日 (月)

「寄生地主」とジェントルマン

「寄生地主」という言葉に違和感が前々からある。

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2017年1月 4日 (水)

人間の偉大さと健気さについて

なにか、二千年前の哲人の書のタイトルみたいになって、少し気分がいい。
ま、私が書くのだからそんなたいした内容ではない。

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2017年1月 1日 (日)

12年目のつぶやき

弊ブログも悦ばしい(?)ことに12年目を迎えた。

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2016年12月31日 (土)

I Only Want To Be With You (2)

前編を書いたのが2006年11月なので、今を去ること十年前ということになる。寒い季節になると頭部が格段に冷え込むのもなるほど、と頷かざるを得ない。

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Je crois entendre encore (Les Pêcheurs de perles, Georges Bizet, 1863)

男性歌手の歌う曲で、自然に涙が出てしまったのは、この曲が生まれて初めてなような気がする。

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2016年12月22日 (木)

自分の人生に自分が関わること(3)

本記事(1)への貴重なコメントがあり、ご教示を頂いた。深謝。
そのうえ、関連する事柄も思い出したので、記事とする。

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2016年12月12日 (月)

英作文教育は無駄である

私はまともに操れる外国語は一つとしてない。だから、生粋の日本語話者として考えてみる。

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