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2005年5月 3日 (火)

ユライア・ヒープ(「英国流立身出世と教育(2)」)

 この本を読んでいる途中で、何か引っかかる名前が出てきました(p.83)。その名はユライア・ヒープ。

 
 小説の世紀とも言われる19世紀の英国の文豪、チャールズ・ディケンズに、自伝的小説『ディヴィッド・コパフィールド』という有名な小説があって、ここにディケンズの全作品中、最も不快といわれるその人物が、Uriah Heep なのでした。

 そういえば昔、そんなロック・グループがいたけど・・、とネット上でちょちょいと調べたら、確かにいました。70年代に活躍した、ブリティッシュ・ロックグループ、Uriah Heep(今でも活動してるようです、メンバー代わってますが)。う~む、確かに同姓同名(?)。でも、グループ名に関することだから、その名の由来ぐらいは何か書いてあるだろうと、本場イギリスのオフィシャルサイト、http://www.uriah-heep.com/newa/ の history をのぞいてみたら、ありましたねぇ。

 このグループが結成されたのは1969年秋。この年の秋から冬にかけてそこらじゅうで、チャールズ・ディケンズの名を見かけたそうです。というのも翌年の1970年は、ディケンズの没後100年だったので。クリスマス→『クリスマスキャロル』→チャールズ・ディケンズ→『ディヴィッド・コパフィールド』→ユーライア・ヒープという連想なのでしょう。名付け親はプロデューサーの Gerry Bron でした。諧謔と毒と自信に満ち、英語国民なら読んでいなくともその悪名だけは聞いたことがあると言う意味で通りのいいグループ名です。お見事!!

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