« 李鴻章の激怒 | トップページ | 力と法(2) »

2005年8月10日 (水)

力と法(1)

「社会的な協力と分業が不可欠な存在でありながら協力を自動的に実現するような集団形成の本能を欠いていること、ここに人間という存在の最も根本的なディレンマがある。」
関曠野『歴史の学び方について』窓社(1997年)、p.49

 上記のディレンマは、いかなる社会と言えども何らかの人為的秩序が必要となる、ことを帰結する。その意味ではアナキズムは原理的に首肯し得ない。そして、保守主義者だけでなく自由主義者にとっても、秩序をいかに形成するのかが決定的に重要となる。つまり、人間社会にとって秩序は必須であり、ただ「正しい」秩序と「正しくない」秩序がありうるだけとなる。

|

« 李鴻章の激怒 | トップページ | 力と法(2) »

法哲学・法理論」カテゴリの記事

政治哲学・政治理論」カテゴリの記事

コメント

アベール師 さん

コメント、ありがとうございます。ドラッカーが「法」とか「秩序」「支配」について、述べている部分があればご紹介いただけると嬉しいです。

投稿: renqing | 2005年8月11日 (木) 07時59分

マルクス「資本論」における社会プランの不在
が、ソビエト崩壊の一大要因だと考えます。
現代中国における共産党の試行錯誤も秩序を模索
する過程での失敗だと思われます。
どのみち労働者は食べていかねばならず、家族を
食べさせるには、富を獲得せねばならない。
その人為的秩序を模索する上で、ドラッカーは
参考になる思想家だと思います。

投稿: 聖者アベール師 | 2005年8月11日 (木) 01時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 力と法(1):

« 李鴻章の激怒 | トップページ | 力と法(2) »