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2005年11月12日 (土)

人間性、この曲がった木、の出所(1)

 前回の記事に戴いたコメントの中に、重要な指摘があり、少々というか、かなり面倒なことに気がついた。私の blog 程度で決着は難しいが、以下は、そのほんの少し文献学的な探索をとりあえずやってみた結果である。

 まずは、バーリンが愛好し、そのエッセイのタイトルに使った部分のドイツ語原文。それから、参考に、英訳、日本語訳を並べてみる。

ドイツ語原文
aus so krummem Holze, als woraus der Mensch gemacht ist, kann nichts ganz Gerades gezimmert werden.*

英訳
or from such crooked wood as man is made of, nothing perfectly straight can be built.**

日本語訳
「人間の素材として与えられたねじ曲がった材木から真直ぐなものを作ることはできない。」 ***

 と、ここまで来て、さすがに頭が働かなくなったので、重要な問題については次の稿にゆずる。

注 *
Kant,I. Idee zu einer allgemeinen Geschichte in weltburgerlicher Absicht

注 **
Idea for a Universal History From a Cosmopolitan Point of View 

注 ***
カント「世界市民的意図による普遍史の想念」1784
村上淳一『仮想の近代』東大出版会1992年、p.47(表題、訳ともに村上氏訳)

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