« 「地獄への道は善意で敷き詰められている」(2) | トップページ | 禁裏様と呼べ! »

2005年11月19日 (土)

大日本国憲法第2条

第2条
皇位は、(本当はちっとも万世一系じゃないけど*)世襲のものであって、(内閣法制局の原案を問答無用で)国会で議決させた皇室典範、の定めるところにより、これを継承する。

* 女帝論も盛んな昨今でもあるので、皇統がどのように変わってきたのか、一応了解しておいたほうが良いだろう。
 古代史においては、「王朝交代論」という名で、何度も皇統の断絶があったことが議論されている。さしあたり、最新版平凡社世界大百科事典「王朝交代論」の項参照。また、歴代皇統の交代劇について知るのに便利なものとして下記↓参照(ただ、誤字が少し気になる)。
皇室王朝交替について

 また、尾藤正英『日本文化の歴史』(岩波新書2000年)p.56-58、において、奈良時代に、天武系から天智系へ皇統が変化した旨、記述がある。

 なお、憲法をいじくり倒そうという方面にご関心の向きは、ご自分で試されるなり、

時代塾改憲フォーラム

中の、「改憲フォーラム憲法草案集」の「 番外:パロディ版日本国憲法!」をご参照戴けますれば、幸甚に存じます。

----------------------------------------------

人間の尊厳に関心のある方は、下記のサイトにアクセスしてみて下さい。一人のアフガニスタン青年を救うことができます。
Alijane Project Homepage

「ある民族の強靭さは、その社会の最も弱いものの幸福によって測られる」
the strength of a people is measured by the welfare of the weakest
of its members  (スイス憲法前文)
スイス憲法

中の、Japanese を選んでください。

なお、下記もご参照↓戴ければ幸甚です。
国民(?)にしか認められない基本的人権(3)

|

« 「地獄への道は善意で敷き詰められている」(2) | トップページ | 禁裏様と呼べ! »

歴史」カテゴリの記事

古代」カテゴリの記事

憲法」カテゴリの記事

禁裏/朝廷/天皇」カテゴリの記事

Bito, Masahide (尾藤正英)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大日本国憲法第2条:

» 天皇制 [反戦老年委員会]
 これまで昭和天皇に関する記事を3回ほど掲げた。個人的な体験が中心の「天皇と戦争 [続きを読む]

受信: 2005年11月19日 (土) 18時31分

» 血統幻想 1 [タカマサのきまぐれ時評]
■皇室典範の改正問題やら、大相撲の外国人力士の人数わくなど、血統を 気にした議論が、近年かまびすしい。■ペットや競馬の「血統表」をはじめとして、「血統」概念が、ホ乳類において 母体と胎児が 「ヘソの お」をとおして、まさに 血流として 生命がひきつがれるとい...... [続きを読む]

受信: 2005年11月21日 (月) 08時10分

» 血統幻想 3 [タカマサのきまぐれ時評]
■サイトにいちいちあたったわけではないが、おそらく国粋主義など極右的復古運動の信奉者たちであれば、きょうの「勤労感謝の日」といった、社会主義的名称は、国体にそぐわない、「新嘗祭」へと復古させるべきである、と、となえるであろう。■「天皇が五穀の新穀を天神...... [続きを読む]

受信: 2005年11月24日 (木) 08時30分

» 血統幻想 4 [タカマサのきまぐれ時評]
■Wikipedia 「優生学」【リンク省略】  優生学とは社会的介入により人間の遺伝形質の改良を提唱する社会哲学である。その目的は様々であるが、“知的に優秀な人間を創造すること”、“社会的な人的資源を保護すること”、“人間の苦しみや健康上の問題を軽減すること...... [続きを読む]

受信: 2005年11月24日 (木) 18時26分

« 「地獄への道は善意で敷き詰められている」(2) | トップページ | 禁裏様と呼べ! »