« 国際人権規約を守らない日本政府 | トップページ | 大日本国憲法第23条 »

2005年12月 9日 (金)

スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業祝賀スピーチへの一コメント

 このスピーチには感動の嵐がネットの中で鳴り響き、いまだにその余韻が残る。

 私はと言えば、足踏堂亭主さんのblog記事「松下政経塾が嫌いだ」で初めて知り、感動ついでに米国の知人にも逆輸出したら、

「今、孫子兵法を読んでいて、中に普通のひとは自分の経験、苦労から学ぶ、智慧のある人は他の人から経験や間違えから学ぶ。 」

と、返信された。(-_-;

 ただ、一つ、このスピーチで引っかかったことがあり、私としては釈然としてなかった。最近また、かわうそ亭さんの、「stay hungry, stay foolish.」が、眼に留まったので、ついでに調べてみた。

 で、ハハーン、と了解したので、記事にすることにした。

 このスピーチ中、アップルを追い出されたジョブズは、デイヴィッド・パッカードとボブ・ノイスに相談したとあり、「それに続く5年のうちに私はNeXTという会社を始めた」、と記している。そして「NeXTで開発した技術は現在アップルが進める企業再生努力の中心にある」と明記した。

 しかし、徒手空拳で「NeXTという会社を始め」られる訳がない。その経緯は、松田純一氏の「ジェフ・ラスキンの 「もうひとつのMacintosh物語」」に以下のように書いてある。

「キヤノンという企業は特異な会社に思える。・・・・、そしてAppleを追放されたスティーブ・ジョブズが新たに起こしたNeXT社に対しても多額の資金援助を行った歴史がある。噂によれば、スティーブ・ジョブズは日本を好きではないという話しもあるが、日本はともかく、ジョブズはキヤノンに足を向けて寝ては罰が当たるだろう(笑)。そう思うほどの貢献をキヤノングループは行ってきたことも忘れてはいけないと思う。」

 私も、NeXTマシンの発表時の記事や写真のキャプションに、キャノンのことが書いてあったのを記憶していたので、引っかかっていた訳だ。少なくとも、このスピーチが、キャノンに触れてないその1点では、フェアな態度とは言えないと思う。それだけだ。

ジョブズ・スピーチの訳は、市村佐登美さんの訳を使わせて戴いた。ありがとうございます。

|

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104369/7535752

この記事へのトラックバック一覧です: スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業祝賀スピーチへの一コメント:

» 新語大賞:「ポッドキャスト」に決定 [Macとえいちやin楽天広場]
 こん○○は、ホイヤーです。本日は 「今年もありますAppleStoreの「福袋」、注目の中身を勝手に“妄想”?」と「新語大賞:「ポッドキャスト」に決定」他をご案内いたします。 ○アンクル・ホイヤーの独り言・・・。 きのうは 腰を・・MRIで精密検査してきましたー...... [続きを読む]

受信: 2005年12月 9日 (金) 07時04分

» スティーブ・ジョブズのプレゼンとは [我ら、地域の仕掛け人!]
スティーブ・ジョブズは1分話して36億円稼ぐ!? という内容が気になるタイトルのGQ JAPAN(2005年12月号)が年末の整理で雑誌の山から出てきました! 今年のヒット商品番付でも扱いましたが「iPOD」の人気の背景に間違いなくスティーブジョブスの存在があ...... [続きを読む]

受信: 2005年12月30日 (金) 14時52分

コメント

見るからに高速マシン、ていう感じでした。新型のスポーツカーを見ている気分でしたね。あれから幾星霜。S.ジョブズも歳をとりましたが、かくいう私もしっかり(--;歳をとりました。私のほうは馬齢ですが。彼が私生児であることをこのスピーチで始めて知り、少し驚きました。それと彼の天国と地獄を結びつける気はさらさらありませんが、苦労人であることは間違いないでしょう。

投稿 renqing | 2005年12月10日 (土) 01時13分

こんばんわ。NeXTをはじめて見たのは、たしか1989年、できたばかりの京都リサーチパークの見学に行ったとき。無人の暗い部屋の中に数台のワークステーションがフライングトースターの光を放っていて、片隅に特徴のあるNeXTの箱が積み上げてあったなあ。強烈な印象でした。

投稿 かわうそ亭 | 2005年12月 9日 (金) 22時41分

コメントを書く