四国、香川県で弁護士が不当逮捕される!!
緊急を要するので、抗議声明をコピー&ペーストするが、詳細は最下段の記事へ飛んで戴きたい。私は賛同のメールを出した。
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生田暉雄弁護士不当逮捕準備に対する抗議声明
12月14日朝、えひめ教科書裁判の担当弁護士である生田暉雄氏から以
下のような趣旨の電話があった。
「私は、A少年事件を担当している。香川県丸亀警察署は、これとは別の
事件の共犯者としてA少年を再逮捕、拘留し自白させようとしているが、こ
れは誤認逮捕拘留であり、違法捜査である。別件の方のほんとうの共犯者は、
A少年の知り合いであることが分かったので、私は、A少年の母親に、別件
の共犯者である少年たちに自首するよう説得することを提言した。A少年の
母親の説得によって少年たちは、丸亀警察署に自首した。
すると丸亀警察署は、自らの誤認逮捕拘留と違法捜査が暴かれるので、そ
れを阻止するために、私が、A少年の母親を説得し、虚偽の自首をさせたと
して、私を逮捕しようとしている。私は、そのようなことは絶対に行なって
いないが、逮捕されるかもしれないので、そのことを伝えておきます。」
その後、生田弁護士事務所の周辺に数人の私服警察と思しき人物が張りつ
き始め、今も張り付いている。
警察が自らの不正を覆い隠すために、さらに不正、不当、卑劣な物理的権
力を行使しようとしていることを私たちは座視するわけにはいかない。
生田暉雄弁護士は、死刑廃止を求める裁判、行政権力の不正事件、香川県
警の不正事件を追及する裁判などで、社会正義や社会的弱者の立場の立った
弁護に積極的にかかわる数少ない弁護士である。今日の司法が、国家権力の
違法を監視し裁くという法の番人としての三権分立の原則を放棄し、国家権
力を擁護する機関に成り下がっていることを批判し、追及し続けている。
このような弁護士は、行政、司法、警察権力にとって、日頃から目障りな
存在であり、今回の件がなくとも、絶えず葬り去りたい存在であるに違いな
い。
来る12月20日に提訴予定の、<愛媛県教育委員会による「つくる会」
教科書違法採択取消し及び損害賠償請求裁判>を始め、生田弁護士を弾圧す
ることによって生じる権力側の利益がいかばかりかといったことにも、当然
ながら、私たちの想像は及ぶのである。
国家権力、警察権力の思いどおりには決してさせない。
私たちは、生田弁護士に対する、違法・不当逮捕を決して許さないことを
、あらかじめ、ここに宣言するものである。
2005年12月19日
生田暉雄弁護士に対する不当逮捕を許さない会・えひめ
〒794-0811 愛媛県今治市南高下町3-2-10
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コピー元記事
『生田暉雄弁護士の不当逮捕を許さない!』記者会見報告
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ついでに(別に参照しなくてもよいです)
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コメント
miyau さん、どうも。
えーとね、私が思うに、人権など妄想であってこの世を支配しているのは力である、それが“現実”というものだ、なんてと思っている連中は、この世界に二種類の人間がいる、と思ってるんですよ。何事につけ‘配慮されるべき強い人間’と何事につけ‘配慮されなくてもよい弱い人間’の2種類。でね、こういう連中は、揃いもそろって己(おのれ)は‘配慮されるべき強い人間’側に属している、と考えているんですね。だから、その他大勢が《人権》などと騒ぎ立てるのは、社会にとっていてもいなくてもよい連中の、引かれものの小唄、弱者の遠吠え、にしか過ぎない、と思ってるんですよ。彼らは、彼らが予定している社会では、己も含めて、いつなんどき、弱者側に突き落とされる運命が誰にでもある、ということに想像力が働かないんですね。あのABE大日本国内閣書記官長殿など、典型ですね。そして、想像力の働きが悪いということは、その首の上に乗っかってる部分も少々弱いことも同時に意味してます。ある意味、かわいそうなんだが、そういう手合いが権力持っちゃってるから、困るんですよね。
とにかく、こういう連中には、繰り替えし、オタクも含めて所詮人間なんて弱いものなんだよ、ってことを言い募らなければならないわけです。そして、言い続けなければ、ますます、連中にしてやられてしまいます。
投稿: renqing | 2005年12月23日 (金) 03時38分
renqingさんこんばんわ
TBありがとうございました。とりあえず、賛同メールだけ送っておきました。
人権を守るということがどんどん難しくなっているのは戦争を準備するためだと思います。
戦争をすることで自分たちのやってきた悪のすべてを誤魔化したいのでしょう。第2次世界大戦の敗戦で国債がすべて紙切れになったことで二匹目のどじょうを狙っている人々がいるのです。
彼らの最も忌むべき点は、人の命をなんとも思わない冷酷な人間であるという点です。
投稿: miyau | 2005年12月22日 (木) 20時41分