金色夜叉、青の時代、ホリエモン
私は三題話が好きである。
さて、ホリエモンは、間貫一*か、川崎誠**か。膨大な資産を既に海外へ送金済みという噂も聞くので、両者より、徹底して喰えない野郎だね。その悪党ぶりは賞賛に値する。
*間貫一(はざまかんいち) 尾崎紅葉 『金色夜叉』(1897-1902)の主人公。「きんいろよるまた」ではありません。(-_-; 長いので未読。でも、ネット書評を見ると、現代の小説より数段面白い由。これを機に頑張って読むか。
**川崎誠 三島由紀夫 『青の時代』(1950)の主人公。当時の「光クラブ事件」を題材にしたもの。短いのに未読。(-_-; ネット書評で見ると、結構面白し。この頃の三島が一番切れていたかも。ま、自画像だもんね。同じ事件に題材をとったものに、高木彬光『白昼の死角』がある。こっちのほうのテレビドラマ化したもので、主人公に渡瀬恒彦が扮するものがあった。これは傑作だった。切れ者ではあるが、一方で青春の焦燥からくる袋小路に直面した主人公を演じて余すところがなかった。私が「手形パクリ」という手口を始めて知ったのもこの時だったな。その後、自分でも扱うことになり苦笑い。
***言い訳。すみません。まだ、カテゴリー付けが終わってません。なにしろ、250近くあるので。ひとつひとつ考えてると結構時間がかかるんです。なんとか今週中には・・。m(_ _)m
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 大虐殺(1960年、小森白監督、天地茂主演)(2006.03.21)
- 金色夜叉、青の時代、ホリエモン(2006.01.26)
- 「そんなに日本が嫌なら、・・(2005.11.16)
- みんなのうた ベストヒット・コレクション(2005.10.17)
- ちょっと感心した話(2)(2005.10.10)
「文学(literature)」カテゴリの記事
- 関 曠野「知は遅れて到来する ―ドラマにおける時間について―」(1985年5月)/Seki Hirono, Knowledge Comes Late, On Time in Drama, 1985(2024.07.20)
- 徂徠における規範と自我 対談 尾藤正英×日野龍夫(1974年11月8日)/Norms and Ego in the Thought of Ogyu Sorai [荻生徂徠](2023.08.30)
- What is 'lucid writing'?/ Yukio Mishima (1959)(2023.08.06)
- 「明晰な文章」とはなにか/三島由紀夫(1959年)(2023.08.06)
- 暑き日を海にいれたり最上川(芭蕉、1689年)(2023.08.02)
「日本 (Japan)」カテゴリの記事
- 有田焼のマグカップ/ Arita porcelain mug(2024.04.25)
- 佐藤竹善「ウタヂカラ CORNERSTONES4」2007年CD(2024.04.18)
- Taxman (The Beatles, 1966)(2023.11.30)
- LILIUM: ラテン語によるアニソン/ LILIUM: The anime song written in Latin (2)(2023.11.28)
「昭和」カテゴリの記事
- 対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案(昭和十六年十一月十五日/大本営政府連絡会議決定)/Japan's Plan to Promote the End of the War against the U.S., Britain, the Netherlands, and Chiang Kai-shek 〔November 15, 1941〕(2024.06.02)
- 佐藤竹善「ウタヂカラ CORNERSTONES4」2007年CD(2024.04.18)
- 「戦後神話」:なぜ昭和日本人は米国好きか?/ The Postwar Myth: Why do Showa Japanese Love the U.S.?(2024.04.14)
- 2022年はインフレ元年:コストインフレの半世紀へ/ 2022: The First Year of Inflation: Toward a Half Century of Cost Inflation(2021.12.31)
- 懺悔と免責/ Repentance and Immunity(2021.12.30)
「書評・紹介(book review)」カテゴリの記事
- 「自尊感情 self-esteem」の源泉(2024.09.08)
- T.S.エリオットによる、ウォーコップ『合理性への逸脱:ものの考え方』1948、への紹介文(2024.08.29)
- マイケル・オークショットの書評(1949年)、O.S.ウォーコップ『合理性への逸脱』1948年(2024.08.28)
- Introduction by T.S. Eliot to O.S. Wauchope (1948)(2024.08.27)
- Michael Oakeshott's Review(1949), O.S.Wauchope, Deviation into Sense, 1948(2024.08.17)
「三島由紀夫(Mishima, Yukio)」カテゴリの記事
- What is 'lucid writing'?/ Yukio Mishima (1959)(2023.08.06)
- 「明晰な文章」とはなにか/三島由紀夫(1959年)(2023.08.06)
- 加藤楸邨の鉄道秀句/ Excellent Railway 'Haiku' by Kato Shuson(2022.02.21)
- 梅若実、エズラ・パウンド、三島由紀夫/ Umewaka Minoru, Ezra Pound and Mishima Yukio(2020.10.15)
- 「理性の酩酊」(2020.05.10)
「cinema / movie」カテゴリの記事
- 力の指輪/ Rings of Power(2022.09.05)
- 寄生獣〔岩明均:1988-95/アニメ2014-15〕②(2021.09.18)
- 寄生獣〔岩明均:1988-95/アニメ2014-15〕①(2021.09.17)
- 小説「ジョゼと虎と魚たち」(田辺聖子/1984年)①(2021.09.10)
- ネットフリックスという会社/ A company called Netflix(2021.03.07)
コメント