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2006年9月20日 (水)

贈る言葉 to アベ内閣総理大臣

 出不精の私が、気が向いたときに訪れる二つのblogに、期せずしてアベ内閣総理大臣への懸念が書かれていた。

最悪の総理(by「かわうそ亭」さん)

自大史観と事大主義(by「激高老人のブログ」さん)

 で、この御仁は、北朝鮮との国交復活を目指して政府が動き出し、小泉首相、金総書記との2002年9月17日「日朝平壌宣言」後、初めは一時帰国だったはずの拉致被害者たちを、「返してはならない」と言い募り、外交交渉という国際政治のプロトコルに乗り始めていた北朝鮮との関係をぶち壊した張本人である。つまり、己の政治ポイントを稼ぐためなら、(国家理性から冷徹に計算された)国益なぞどうなってもかまわん、という、根っからの単サイボー自己中右翼野郎だ。

 で、これは結果的に見ると、田中宇氏が指摘する*ような、北方領土の4島一括返還を主張することが、国内の冷戦構造を維持し、対米従属を深め、ひいては霞ヶ関官僚の国政支配を延命強化することに他ならない。

 それにしても、かわうそ亭さんの言われた、「完全な自信と完全な無能の組み合わせ」、は至言というべし。

*多極化と日本(2)北方領土と対米従属(by 田中 宇氏)

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コメント

かわうそ亭さん、コメントありがとうございます。
 アベや、「ケツの穴」を行政府のトップに戴くことが、国内の冷戦構造を維持し、必然的に対米協調という名の対米隷属からの脱出を困難にし、これによって米国の意思を代理する官僚が国内ヘゲモニーを維持できるわけです。
 官僚は、国家百年の計はおろか、今、ここにある、特権を守るためには、百年単位の影響が残る外交をも手段化しようとしていると我々は理解すべきでしょう。

投稿: renqing | 2006年9月21日 (木) 04時33分

こんばんわ。
「NEWSWEEK」誌と「TIME」誌がほとんど同時に安倍晋三のクローズアップを表紙に使っていたので、読み比べてみました。(タイムの方が出来がよいと思いました)
政治家は自分が不得意と思っているイシューではあまり失敗しない。(身の程をわきまえることができるので)
でも、これはオレ様の得意な分野だと(勘違いして)往々にして手ひどい失敗をやらかすものであります。わたしが危惧することは、ほぼrenqing さんや、ご紹介の激高老人のブログさんがおっしゃっていることでつきていますが、この程度の人物に東アジアの覇権などという危険なゲームのプレイヤーになって欲しくないよな、ということです。内政の失敗は数十年で取り戻すことはできるかもしれませんが、外交の失敗はおそらく百年単位の禍根を遺すということを、せっかくわたしたちは学んだのではなかったかなあ、という嘆息であります。

投稿: かわうそ亭 | 2006年9月20日 (水) 23時31分

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