未来を予言する最良の方法は、未来を作ってしまうことだ
このセリフ、複写機メーカー、Xeroxのパロアルト研究所の中の、今のPCの始祖鳥(ちょっと古すぎるか?)ともいうべき、Alto開発チームの合言葉だったんだそうだ。
こういう、溌剌とした、若者の生意気さに、米国文化の魅力があることは、認めざるを得まい。ここには、「無から有を作りだすこと」に何の躊躇も疑念もない。「有は、有からのみ作り出される」という、保守主義conservatism的心性とは全く異なる。米国における政治的右翼や国家主義者(たとえば、ネオコン)が、漸進主義より冒険主義、革新主義、いわばリセット主義者となることと同根だろう。
〔註〕ちょっと感動したので、忘れないうちに記事とする。詳しくは、1)を参照。また、Xeroxがいかにイノベーティブな企業だったのか、という ことの概要を知りたければ、2)を参照されたし。うまくすれば、マイクロソフトとアップルとIBMを足したような企業帝国になっていたのにね。
1)アルトとスモールトーク
基
幹ネットワークからオフィス内、家庭内への接続方式として標準的な、「イーサネット(Ether-Net)」。この名称が、光の波としての物理的性質を説明するため
に仮定され、空間を満たしているとされた「エーテル(Ether)」から来ているもの、というのも、ここで初めて知った。世の中、何がどこでつながってい
るか想像つかない。実に面白い。
〔補註〕下記もご参照戴ければ幸い。
*ALTO、XEROX、PARC、または、文化としてのPCの誕生
**exod-US氏へのreply
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- exod-US氏へのreply(2005.12.14)
- 未来を予言する最良の方法は、未来を作ってしまうことだ(2006.12.18)
- 米連邦最高裁、違憲判決「暴力的ゲームの販売禁止は言論の自由に反する」(2006.06.10)
- 強力無比なAND検索(2006.01.27)
- リンク切れでもあきらめるな(2006.01.25)
「文化」カテゴリの記事
- なぜ米国は平然と他国を侵略できるか?(2005.11.26)
- 尾藤正英『江戸時代とはなにか』(2)(2005.09.04)
- 尾藤正英『日本文化の歴史』岩波書店2000年(参照、追記)(2007.03.25)
- 「文明」再考(2008.05.03)
- 徳川期における法人化、紀律化を巡って(1)(2008.04.05)
「知識理論」カテゴリの記事
- 「あたりまえ」の認識論(2008.08.08)
- A Historical Survey of Knowledge Theory(2008.06.12)
- 「こころ」は、heart か、mind か?(2006.11.29)
- justified true belief(2008.06.07)
- フロンガス問題と知識理論(2006.05.30)
「科学」カテゴリの記事
- 「維新神話」とマルクス主義史学(4/結語)(2007.06.01)
- 思考モデルとしての法(2007.11.29)
- セコイアはいかにして水を100m以上持ち上げるか?(2.1)(2008.06.04)
- セコイアはいかにして水を100m以上持ち上げるか?(2008.06.01)
- あのぉー、まちがってる(みたいな)んですけど・・(5・完結)(2008.05.29)
「米国」カテゴリの記事
- バグダード、2007年4月26日、午後5時03分、木曜日(2007.05.27)
- なぜ米国は平然と他国を侵略できるか?(2005.11.26)
- 我々の人口は世界の 6.3%に過ぎないが、世界の富の約半分を所有している ( ジョージ・ケナン George Kennan )(2006.09.25)
- 米投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻(2008.09.16)
- 広島の原爆投下、直前直後写真(2005.08.16)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104369/13106991
この記事へのトラックバック一覧です: 未来を予言する最良の方法は、未来を作ってしまうことだ:

コメント