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2007年4月11日 (水)

コーチングの人間観

 そしてコーチには、コーチングの前提となる二つの「人間観」が求められます。  それは、相手をまず「能力を有する存在であると捉える」ということです。次に、「人はよりよく生きること、よりよい仕事をすることを望んでいる」ことをコーチ自身が知るということです。」
菅原裕子『コーチングの技術』講談社現代新書(2003年)、p.29

 これは、自由主義の人間観ともいえる。自由主義の人間観とは以下のようなものと考える。

 「人間とは、他者から学び成長することができる存在であり、またそれを求めている存在でもある。」

 つまり、社会とはそういう人間たちがお互いの成長のためにサポートしあう場であるべきだ、ということになろう。現状の日本の権力者たちが、上記とは全く正反対の人間観に立っていることは明らかだと思う。

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