権力起源論としての「社会契約説」に対する二つの批判(1)
■「社会契約説」とは何か
「 政治社会の成立を個人間の契約に求め,それによって政治権力の正統性を説明する理論。すでに古代ギリシアのソフィストにその端緒が見られるが,17~18世紀のヨーロッパにおいて全面的に展開され,国家を個人の作為とし,政治的義務の根拠を個人の選択に求めることによって,権力による事実的支配であった主権国家を,被治者の自発的結社に組みかえる近代国家の構成原理として,巨大な歴史的役割を果たした。」
福田歓一筆「社会契約説」、平凡社世界大百科事典、1998年
■ Hume の convention 論による批判
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