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2007年12月10日 (月)

地球温暖化の確からしさ

 よい読書ノートがあった。下記である。

読書ノート(by 増田 耕一氏)
不確かな科学、不確かな世界 / Uncertain Science ... Uncertain World (Pollack)

 詳しくは、上記をご覧戴きたい。そこから、二つだけ話題をピックアップしておこう。

 サイト筆者による書評本の結論要約。
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1. 20世紀に地球は温暖化したか? ... 事実上確実にYes.

2. 温暖化の原因は何か? ... 化石燃料の燃焼が主であることは非常に確か(「事実上確実」よりは少し不確か)。

3. 温暖化の結果として何が起こるか? ... 植物の生産量がふえることは確かでない(減る状況もある)。海面上昇と、激しい降水がふえることは、「非常に」ではないが比較的確か。

4. 温暖化をくいとめるために何ができるか? ... 完全にくいとめることは不可能(であることが非常に確か)だが、やわらげる方法として比較的確かなのは、エネルギー資源の節約と効率改善、更新可能エネルギー源への移行。
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 もう1点は、米国に何ゆえ、「『科学的』温暖化否定論者」がいるのか、ということ。
 文中こうある。「アメリカの大学の地質学科という石油業界関係者の多いところ」。なーるほど。アメリカは元来産油国。ロックフェラーが巨万の富を積み上げたのも石油による。保守的知性の牙城、Chicago Univ.もロックフェラーの設立だもんね。全米の大学地質学科には当然、もろもろの石油メジャーの莫大な研究資金が流れているはず。参考になりました。

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コメント

この話題、面白いので、別記事にします。

投稿: renqing | 2007年12月11日 (火) 01時54分

いやすみません、私の誤解でした。ただ、地球温暖化は商売道具、とか言われるとスーッとなびいてしまう雰囲気がどうもねえ、と思っていたもので。あ、これは指針ですべき話ですね。

投稿: まつもと | 2007年12月10日 (月) 15時07分

まつもとさん、どーも。

 確かに、現象として、水資源の枯渇と砂漠化は、誰にも否定できませんし、温暖化の被害より time span としては、対策が差し迫っていますね。

 この弧状列島の住人としては、中国大陸での急激な砂漠化が心配です。

 で、某思想家氏って、誰?

投稿: renqing | 2007年12月10日 (月) 10時59分

地球温暖化に関しては、某思想家氏の議論に引きずられすぎているのではないでしょうか。温暖化はともかく、水資源の枯渇と砂漠化が進行しているのは確実なので、どうなるかわからない温暖化の正誤について議論するより、そちらを指摘していく方が大切だと思います。

投稿: まつもと | 2007年12月10日 (月) 08時22分

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