自然状態(state of nature)について(1)
世界の大思想9 ホッブズ リヴァイアサン(国家論)水田洋・田中浩訳
河出書房新社、1980年(新装版第3版)、p.85上段、より
第十三章人類の至福と悲惨にかんするかれらの自然状態について
「こうして次のことが明らかとなる。すなわち、人びとは、すべての人を威圧しておく共通の力をもたずに生活しているあいだは、かれらは戦争と呼ばれる状態にあるのであり、そして、かかる戦争は、各人の各人にたいする戦争なのである。」
同上、p.86上段から下段
「いずれにせよ、恐れられる共通の力がないところではどのような生活様式が行われるだろうかということは、以前には、平和な統治のもとに暮らしていた人びとが、内乱において陥るのをつねとするような生活様式から看取されるであろう。」
Hobbes の「自然状態」のリアリティの根拠は、ピューリタン革命(1649-1660)の内乱にあり、「始原の自然状態」という仮説ではないことは明らかだろう。続く。
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