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2008年7月 6日 (日)

「自己責任大国」の末路(1)

 日本はいろいろな面で大国である。たとえば自殺において。

「昨年の自殺者3万777人 最多は50代後半」リビング‐シニアニュース:イザ!

 交通事故死の多い年が1万人だから、その3倍。この数字がどう異常なのかは、他の社会と比較するとよく分かる。

 この手のデータを見るのなら、まずこれ!というサイトがある。多種多様な統計データを、さまざまな角度から加工し、提供してくれている素晴しいサイト、社会実情データ図録 Honkawa Data Tribune、である。

 そこに、いささかショッキングな図録がある。

図録▽世界各国の自殺率と他殺率の相関

 このグラフをみながら(DLしてプリントアウトするとなお結構)、以下のようなことを試みられたい。




 日本は、ほぼ他殺率がゼロ、自殺率が約25人/10万人。そこで、Y軸上の25人と、X軸上の25人を赤線で結んでみる。すると、この直線は、X+Y= 25、となり、他殺率と自殺率の合計が常に25人になる境界を示していることになる。すると、あら不思議、このボーダーから北方向にあるのは、部族紛争や内紛への外国からの介入等で、内戦や恒常的な治安悪化状態に陥っているアフリカ、中南米諸国であり、東方向にあるのは、ベルリンの壁崩壊から、一挙に社会が転換し、その混乱が収束 していないロシアなどの旧社会主義国家群なのである。フィンランドを除いて、先進国といえる国家は、日本のみである。

 前々P.M. KOIZUMIやら、前P.M. ABEなぞは、「日本に生まれてよかった」と心から思い、他人にも「日本に生まれたことを感謝すべきだ」 ぐらい、すぐ言いかねない手合だ。そしてその口真似をしたがる「品格」を有する御仁も多かろう。そういうuncoな連中は、じっくりとこの図をながめ、沈思黙考してもらいたいものだ。

この図に関する私の考えは、続きの記事に書く予定。

■参照
「自己責任大国」の末路(2・結語)
「自殺」考

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