縮小に向かえ!?「自由貿易」(1)
現在、国際貿易が劇的に縮小に向かっている。
それを実感するには、下記の指数をみればよい。
バルチック海運指数(不定期船運賃指数)チャート-投資情報サイト・インベストウォーカー
日本では『新ヨーロッパ大全Ⅰ・Ⅱ 』で知られてる、フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッドが、この件に関して注目すべき発言をしている。下記。
上記、santiさん訳でのリンクは切れているので、オリジナルの記事に当たりたい方は、下記をたどられたし。仏語リンクもあり。
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コメント
お久しぶりです。
ドイツや日本の経済の混乱と軍国化については、むしろそれまで輸出、つまり自由貿易体制に過度に依存してきたことが問題であったようにも思います。「植民地なきイギリス化」の挫折が、自給圏やら利益線といった発想につながったのではないでしょうか。
考えてみれば、江戸時代は270年間まったくの保護貿易で平和を達成したのでした。清朝、朝鮮国もしかりです。
投稿: 松本和志 | 2008年11月23日 (日) 16時48分
猫屋さん、どーも、お久しぶり。
コメント、リンク、ありがとうございます。
私も、あまりお邪魔できなくて、恐縮。
>1933年の大恐慌以降の成り行き
これ、中高教科書で何度も読まされてきましたが、そもそも大恐慌の原因さえ、経済史家のあいだでも未解決なのですから、ある種のイデオロギー操作の疑いもあります。
投稿: renqing | 2008年11月20日 (木) 10時11分
お久しぶりです。トッドの記事は雑誌版で読みました。過激なタイトル(保護貿易ばんざい!)で、1933年の大恐慌以降の成り行きもあるし、読んだ時は『オヨヨ』と思ったんですが。。。
仏語版ここにも貼っておきます。
http://hebdo.nouvelobs.com/hebdo/parution/p2295/articles/a386943.html
投稿: 猫屋 | 2008年11月20日 (木) 07時59分