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2009年3月11日 (水)

日経平均は、1000円まで下がる

PER(株価収益率)=株価(日経平均)÷ 1株当たりの予想純利益

米国 DJI    →  10.7倍
独  DAX    →   9.2倍
英    FTSE   →   9.2倍
日    日経平均 → 72 倍(2月27日日経平均、1株当たりの予想純利益100円)

単純に日本の株価は欧米に比して7倍突出していることになる。市場機構が通常言われるように機能するなら、早晩欧米なみのPERになるだろう。とするなら、行の日経平均の七分の一にならなければならない。つまり、日経平均1000円の世界だ。

にも関わらず、日本の株価が相対的に高値に張り付いているのは、公的年金による買い支え(PKO、株価維持策)というドーピングを使い続けているからである。

昨年9月から今年2月まで、外国人投資家の日本株売りは、4兆6000億円に上るが、ちょうどそれと見合う額で、公的年金を預かり資産として持つ信託銀行が買っていたらしい。なんと、日本人労働者の老後の年金原資が、外国人投資家へ流出していた、と言うわけだ。

これからすると、日本人労働者たちの年金資産の毀損、つまり含み損は天文学的な数字になっていると予想すべきだろう。この面からも、年金制度は既に死に体である。懐かしいフレーズを使うなら、「年金よ、お前は既に死んでいる」である。

この穴埋めは、己らの政権維持のためだけに、繰り返し、年金資金をどぶに捨てて平然としているNLDの幹部連中の個人資産を、せめて差し押さえて償わせないと辻褄があわないだろう。

参考 田村賢司「杞憂とは言えない株価5000円」日経ビジネス 2009年3月9日号

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コメント

加齢御飯さん、コメントありがとうございます。

東京市場やNY市場の株価は多少戻しましたが、実体経済に何の改善の曙光や可能性がないわけですから、いずれ徒花となること必至です。

家庭菜園ぐらいは、やっておいたほうがよいのかもしれません。ロシアのダーチャみたいなものを国家が国民一人づつに現物給与してくれるといいのですが。

投稿: renqing | 2009年3月14日 (土) 01時54分

 なるんじゃないでしょうか。いや、冗談でなく。それが「恐慌」の正体です。

投稿: 加齢御飯 | 2009年3月13日 (金) 23時14分

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