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2009年8月17日 (月)

本田圭佑(20090816)1アシスト、1ゴール

UTR - VVV 本田圭佑 強烈ミドルシュート! & アシスト Keisuke Honda

 久しぶりのサッカーネタ。

1)1アシスト(3分)
 アウェーのユトレヒト戦。開始3分。ユトレヒトは前がかり。自陣からこぼれて来るボールを中盤から拾いにいく本田。相手選手もアプローチしてくるが、トラップするように見せかけて、ノータッチでやり過ごし、すぐターン。これで一人抜き去る。と同時に、VVVの両サイドも動き出し、センターラインから15メートルの幅で、ユトレヒトDF3人、VVV4人を作る。これでは、相手DFもセンターのカラブロだけでなく、両サイドもケアせざるを得ない。

本田、センターサークルを越え、敵オフサイドラインぎりぎりで待ち構えているFWカラブロにどんぴしゃの左足アウトサイドのスルーパス。相手DFも本田の意図に気付き、ラインを上げ、審判にオフサイドのアピールをするが、時既に遅し。カラブロもぎりぎりのタイミングで動き出し、ペナルティーエリア前で、相手キーパーと1対1。簡単ではなかったが、カラブロも落ち着いて、右足アウトでキーパーの脇を抜きゴール。非常に、理に適ったスマートなカウンター攻撃。お見事。

2)1ゴール(78分)
 ユトレヒトは既に2-1で、「後ろの選手も全員残っているし、リスクマネジメントしまくり」(本田の弁)で、攻めあぐねるVVV。敵陣、左サイドで味方選手がねばって中へ切れ込む。ゴール正面、25メートル付近にいた本田は、7、8メートルほど戻り、待ち構えていると、そこへこぼれるボール。ゴール正面、距離37メートルほど。目前にユトレヒトDF1名。その右サイドをVVV選手がフリーランニング。本田は、右足に重心を移すフェイントを一つ見せて、 左足アウトサイドでボールを左へ。この時点で、ミドルシュートは意識していたらしく、2、3歩開き気味に切れ込み、アプローチしてくる相手DFとの間合いを少し空ける。相手DFはパスコースを消すのみで、本田のシュートの可能性には気付かないのか、コンタクトにこない(打たせた?)。本田は、小さな振りから左足を鋭く振り抜き、ボールの重心にしっかり力を伝える。ゴール正面左30メートル。左利きの本田、最も得意な角度。ボールは弾丸となって飛び出し、ゴールマウスの上を抜けるかと思いきや、沈みながらゴール右上角にぎりぎり突き刺さる。あと10分ほどで逃げ切れるはずだったのに、がっくりと、ひざに手をあてるユトレヒトDF最終ライン。
 ファインゴール。素晴らしいのひと言。C.ロナウドもびっくり、という一撃。おそらく、こういうシチュエーションのシュート練習をしているのだろう、と思わせるものだった。VVV選手間の攻撃での連動性は、なかなか優れていると見た。ディフェンス力は不明だけど。

 本田もこの調子で、噂が本当なら、リバプールから今月中にオファーがあるかもしれない。プレミアリーグ開幕戦で負けてるし。オフェンスの補強もしてないし。ただし、仮に移籍したとしても、リバプールのチーム戦術・戦力において、よいピースになれるかは不明。ジェラード→F.トーレスというホットラインの攻撃パターンにフィットするのか。または、ファーガソン(マンU)に、もうその戦術を読まれている、と言われちゃったベニテスが、新たな攻撃オプションとして本田に価値を認めるかが焦点。ただ、本田の代表回数が不足するため、イギリス政府から労働ビザが降りるかどうかも不確定要素なので、(プレミアのビッグ・クラブ)移籍は多分・・・ない。

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コメント

氷さん、コメントありがとうございます。

別に、uncoな日本のスポーツ・ジャーナリズムをあてにしなくとも、いまどきは、youtube ぐらいは、子供でも見ることが出来ます。心配ないでしょう。

本日のニュースだと、リバプールのベニテスは、シャビ・アロンソの抜けた穴の補強が急務だと考えているようで(イタリアから得たDFはいきなり故障で出遅れている)、そのレアル・マドリーに売って得た資金は、スペインのDF選手に投じることが濃厚のようです。資金に余裕のないリバプールですから、いよいよ本田の移籍話の真実味はゼロに近くなった模様ですね。

投稿: renqing | 2009年8月18日 (火) 13時35分

本田選手凄いですよね。
ただ日本のテレビ局では動画は何ら放送されませんね。
日本のテレビ局が放映権とってくれてたらスター街道まっしぐらだったろうに勿体ない。
テレビ局は子供達にあんなスーパーゴール見せてあげてほしかった。

投稿: 氷 | 2009年8月18日 (火) 12時55分

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開幕3試合で4ゴール2アシストとオランダで存在感を出しているVVVフェンロの日本代表MF本田圭佑が、移籍先をPSV、アヤックスの強豪2クラブに絞り、本格的な移籍交渉の席につくことが決定した。 本田は当初からオランダ国内の移籍を熱望しており、相思相愛となる2クラブとの交渉に注目が集まる。 PSVは早くから本田の獲得を狙っており、本田のポジションを空けるためにアフェレイらの放出に動くなど本田を受け入れは万全。 アヤックスもスカウトを試合に派遣するなど本田の活躍に注目していた。 本田選... [続きを読む]

受信: 2009年8月18日 (火) 23時08分

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