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2009年8月22日 (土)

日本サッカー、ゴール欠乏症の根源(3)

 スペイン人からも、イタリア人からも同じような指摘を受ける、日本のユース年代のフットボーラーたち。テクニックじゃなくて、ハート(志向性)の問題だってさ。さぁーて困りましたな。いい知恵はないもんか?

欧州のスカウトが見たU-17日本代表と宇佐美 (2/2)
スペイン遠征で見えた根本的な問題

パキート氏(ビジャレアル技術部の重鎮)
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(U-17日本代表は)全般的にはいい。選手はテクニックとディシプリンを持っているし、チームとしてみた時のポジションバランスもいい。ただ、サッカーにおいてテクニックや戦術を習得する目標というのはゴールを奪うため、勝つためだ。しかし、日本のチームからはそうした最終目的がおろそかにされている印象を受けた」
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「いかに自分で考え、解決できるか」 「ACミランジュニアキャンプ ジャパン2007」リポート
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(中略)
ファビオ 例えば、こんなシーンをよく見掛けます。相手を抜いて、完ぺきに抜いたのに、もう一回抜いて、さらにもう一回抜いて、その後もう一回抜こうとする。イタリアの子どもだったら、相手を抜いたらすぐにゴールを意識するのですが……。つまり、日本の子どもは技術はあるのに、試合に勝つためではなくて、テクニックを磨くために練習をしている傾向があるのでは
(中略)
ルカ バルセロナやインテル、ユベントスといった欧州のビッグクラブは、国籍も言葉もバラバラですし、練習以外ではそれほどコミュニケーションがあるわけでもない。それでも彼らは“サッカーの言葉”を共有しています。今日、子どもたちは日本語でコミュニケーションができたはずなのに、それでも自分の世界に閉じこもっていました。もっと皆が協力できるように“サッカーの言葉”を学ぶ必要があります。日本の子どもたちのテクニックは、イタリアのそれと比べて非常に高い。それなのに、自分の世界にこもってゲームする傾向がある。それが残念でなりません。
(中略)
 最後に、今回の練習を取材していて、最も印象に残った出来事について触れておきたい。ちょうど1対1の練習で、オフェンスの子どもがゴールを決めた時のことである。ところが照れもあったのだろうか、本人は喜ばないし、周りもしらっとしている。するとファビオさんが「なぜ喜ばない? 君は今、ゴールを決めたんだよ」と叫び、さらには他の子どもたちも「さあ、ゴールが決まったら、皆で『ゴール!』と叫ぼう」とうながしたのである。その指示を受けて、やがて子どもたちはネットが揺れると、大声で「ゴール!」と叫ぶようになった。

「日本の選手が、試合中に怒ったり喜んだりするのは、もちろん知っています。ただし子どもの場合、社会的に感情を出しすぎてはよくないと教えられている。それが成長の妨げになっていると思います」(ファビオ)
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下記もご参照されたし。

日本サッカー、ゴール欠乏症の根源(4)

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コメント

sirube 様
コメントありがとうございます。リンクさせて戴きました。

投稿: renqing | 2009年8月22日 (土) 09時36分

突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://sirube-note.com/soccer/

もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
http://sirube-note.com/soccer/link/register/
今後ともよろしくお願い致します。
JDaNou69

投稿: sirube | 2009年8月22日 (土) 09時09分

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