« 支配の事実か、事実の支配か | トップページ | 渡辺浩『日本政治思想史 ― 十七~十九世紀』東京大学出版会(2010年)(3) »

2010年3月31日 (水)

どっこい、デコは生きている、など

1)【動画】ランパード4ゴール!チェルシー×アストン・ヴィラ 2010年3月27日

■マルダの3点目

 デコがバルセロナからチェルシーに移籍していたことは何となく記憶していたが、その活躍については関心がほとんど薄れていた。しかし、どっこい名手デコは生きていましたね。チェルシーの中盤の底あたり、攻撃のビルドアップするボランチと言うのか、そこでしっかり生きていた。57分のマルダの3点目が象徴的。

 デコが中盤の底になって、ボールを捌く。アストン・ヴィラもデコが持つとプレッシャーをかけにくる。デコはキープしながら、見方にボールを預け る。ボールはチェルシー中央から、右サイドへ一旦振られる。デコはセンターサークル付近でフりーに。そのデコにボールが戻る。この時点で、左サイドに張っ ていたジルコフは縦に走り出している。アストン・ヴィラのDFが戻りながらデコにアプローチ。デコはそれをゆったりとしたドリブルの中での切り返しで簡単 にかわしながら、その視野の中には、左サイドから急加速しながらにゴール方向斜めに疾走してくるジルコフを既に捕え、アストン・ヴィラの最終DFライン3 人中の右サイドとCBの間を絶妙のタイミングでスルーパス。そのパスは計ったように、ペナルティエリアに侵入する瞬間のジルコフに。ジルコフはトラップも 何もせず、ダイレクトでゴール正面で待ち構えるマルダへ正確無比のなラストパス。マルダはその低い弾道の、決して易しくないクロスを落ち着いてボレー シュート。ゴール!う~ん、素晴らしい組織的攻撃。見事。

 それにしても、この日のチェルシーの最大の武器は、ジルコフだろう。もともとテクニックのある左SBということだが、ペナルティエリアに侵入する コース、タイミングと加速度はしびれるほど素晴らしい。この日のランパードの二つのPKは、ともにジルコフがペナルティエリアで急激に加速しながら侵入し たものをアストン・ヴィラDFがたまらず倒してしまったことによって得たもの。皆さん、チェルシー、左SBジルコフの攻撃参加に注目ですぞ。

2)【動画】リヴァプール×サンダーランド[09/10] 2010年3月28日

■トーレスの1点目

 トーレスといえば、EURO2008決勝ドイツ戦でのメイア・ルアによる決勝点の印象があまりにも強烈だったので、快速FWなのね、という認識だった。しかし、この日2点を稼いだトーレスの1点目は、彼が抜群にシュートもうまい選手である事を証明していた。

 ワン・トップのトーレスは、開始3分左サイドに流れながらボールを拾い、サンダーランド・ゴールのペナルティエリア左付近から侵入開始。サンダー ランドDFは既にラインを作っている。トーレスは相対するサンダーランド右SBを得意のシザースを使いながら抜きにかかる。左足(ゴールライン側)に体重 移動を見せながら、右にステップし、ペナルティエリアラインを突破。その瞬間サンダーランドのCBもトーレスにアプローチ、間合いを詰めてくる。それを 待っていたように、トーレスは右足を振りぬく。角度のないところからだったが、狙いすませたように、ボールはゴール右上隅に吸い込まれる。直接フりーキッ クでもちょっと難しそうな位置だったから、一種まぐれなのだろうが、それにしても常にゴールマウスと己の位置関係を認知しながらプレイをしていることの賜 物なのだろう。昨日とりあげたメッシもゴールを見ずにシュートを打っていた。優れたFWはゴールを見なくても、ゴールマウスに入れることが出来るらしい、 というのが本日の結論。

|

« 支配の事実か、事実の支配か | トップページ | 渡辺浩『日本政治思想史 ― 十七~十九世紀』東京大学出版会(2010年)(3) »

Football」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: どっこい、デコは生きている、など:

« 支配の事実か、事実の支配か | トップページ | 渡辺浩『日本政治思想史 ― 十七~十九世紀』東京大学出版会(2010年)(3) »