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2010年6月 7日 (月)

イングランド銀行縁起(1)

■現代資本主義の血行障害
 巨大な工業生産力を有する近代資本主義を、システムとして機能させる根幹に、精緻な金融・信用の循環システムが存在する。それは言い換えれば、銀行組織であり、現在その中心にあるのが中央銀行だと言える。21世紀の現在、グローバル資本主義が危機に陥っているのも、グローバルな金融・信用の循環系に機能障害が発生しているからであり、いわば大動脈瘤クラスの血行障害が起きているからだと思われる。

■資本主義の必要条件としての金融・信用システム
 そうだとするならば、近代資本主義が西欧に勃興したとき、工業生産力が形成される前に、 金融・信用の循環する仕組みがそこに準備されていなければならない。そこで、17世紀末に創立されたイングランド銀行を中心として、資本主義と、特に銀行 システムとの関連を探ってみたい。

■銀行の発生パターン
 西欧で銀行が生まれた時、二つのパターンが存在した。為替銀行として発生するケースと、国王の軍事資金不足をファイナンスするため作られるケースの二つである。

 アムステルダム銀行(1609年)、ハンブルク銀行(1619年)などは前者であり、スウェーデン国立銀行(1668年)、イングランド銀行(1694年)は後者である。

〔次回へ続く〕

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