FC東京がおもしろい
今、FC東京がおもしろい。
先週の水曜日、南米のチームとスルガ銀行カップ2010を戦い、2-2の末、PK戦で勝利したが、このときの得点者は、平山相太と大黒将志。下記がその時のダイジェスト。
平山は、羽生のミドルシュートのこぼれ球に猛然と突っ込み、しぶとくゴールマウスに押し込んだ。なんだ、こういうプレーができるなら、もっと普段からやれよ、っていう感じではある。オランダ・リーグで8点とったのは偶然ではないはず。
大黒は、90分、同点ゴールを決め、PK戦へと夢をつないだ。ガンバで好調だったときの体のキレが戻ってきていて、試合中ゴールの予感を常に漂わせている。日曜日の名古屋戦は終了間際トゥーリオに決勝点を入れられてしまいチームとしては勝ち点を取れなかったが、後半の縦パスに対する見事なトラップとターンなど随所に素晴らしいプレーを見せていた。Jリーグ後半戦に十分期待を持たせる内容ではあった。
ついでに言えば、この名古屋戦、内容的にはFC東京が圧倒していた。決定機は5、6回あったのではないか。2-0か、3-0で勝っていておかしくないゲームだったと思う。それにしても、シュートが枠に行かない。名古屋の玉田もあい変わらず、ゴール前なのにパスしちゃうし。ゴール正面のペナルティ・アークで左に移動しながら、ボールを持っている、っていうシチュエーションで、レフティのFWがパスを選択するか? メッシなら絶対打つぞ。それも枠の中に。
この後半戦、FC東京には大分からレンタルでFW前田俊介が加入する。サンフレッチェ・ユース時代にはゴール前でメッシみたいに相手DFを切り裂いていた。これで、FC東京には、能力は高いがそれぞれ特徴の違う日本人FWが三人揃うことになった。高さの平山、動きの大黒、ドリブラーの前田。また、MFにも、得点力の高い石川直宏、テクニックのある梶山陽平、となかなか楽しみな布陣だ。願わくば、25歳以下ぐらいの選手たち(平山、前田、重松、梶山、中村北斗、森重)が本来の能力を発揮して、日本A代表にどんどん新風を吹き込んで欲しい。
FC東京は外国人選手も三人と少なく、made in Japan でどこまで突き進めるのか。ここまで揃えたってことは、来年のJリーグとアジアクラブ選手権の過密日程を想定してのことでしょうか、城福監督?
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