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2010年12月31日 (金)

イギリス文化は男伊達?

■to 'be a man'

 イングランド・プレミアリーグM.City所属する、オランダ(元?)代表DF、デ・ヨングは、チームメートのイタリア人FWにこう助言しているそうである。

"I had the same problems when I came here," De Jong was quoted as saying by The Express. "It’s a different mindset.

"The English culture is all about hardness, toughness, and trying to be a man as soon as possible.

あれ、これは我々が「ハリーポッター」などから受けるジェントルマン文化と少々ちがうじゃん? それは、このブログでも連載途中の川北稔氏の著作から受ける印象との違いでもある。しかし、似たような発言が他にもある。

アレックス・ファーガソン監督「真の男ならば、そんなものは着けない」

 サー・アレックス(スコットランド人)のこの発言はゲーム中のネックウォーマーについてのコメントである。この違いは、フットボールがイギリスでは労働者階級の中で育まれてきたものであることが大きいだろう。要するに今でも、イギリスには「身分」別の二つの文化が同居しているということだ。そしてそれは、同じヨーロッパと言いいながら大陸のオランダとも、さらにアルプス以南のイタリアともかなり異なるということなのである。

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