論語 為政第二 十七
論語 為政第二 十七
子曰。由。誨女知之乎。知之爲知之。不知爲不知。是知也。
子曰、由、女に之を知ることを誨えんか。之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなり。
論語:為政第二:17 - Web漢文大系
三中氏の日録(dagboek voor mijn onderzoekingsleven)にてリンクして戴いたので、その返礼ごときもの。氏の感動された論語の引用文の出典は上記。
かつて、歴史に対する関心を、《工学的関心》、《自己了解的、存在論的関心》として二つ挙げた。人間の《世界》に対する知的嗜好もこの二つにカテゴライズできるだろう。
翻って、今日の人類史的スケールの生態学的危機は、《工学的関心》への肥大がもたらしたものとも言える。少なくともそのバイアスが影響したのは間違いあるまい。今は後者へそのバランスを徐々に軌道修正すべき時機なのだろう。さしずめ、論語は東アジア人にとりその手がかりになるはずだ。
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