香川真司はマイスター・シャーレを置き土産にする(かもしれない)(2)
ドルトムントのNo.10は、マインツ05に移籍したモハメド・ジダン以降空席になっている。今、No.10をつけるべきは誰か。無論、香川真司だろう。もし、香川が今回の契約延長受け入れて来季に臨み、クラブが来季No.10のユニフォームを復活させるなら、クラブは香川にそれを与えなくては筋が通らない。
しかし、クラブは、来季このエースナンバーをマリオ・ゲッツェ(現在、No.11)に渡すはずだ。つまり、それも織り込んでのゲッツェの契約延長 だったと思う。No.10のポジションとは、当然、トップ下のポジションも意味する。つまり、ゲッツェとはドルトムントにおいてそういう存在なのだ。この クラブの未来そのもの、とクラブ関係者、ファンからも思われている青年なのだよ。
香川が仮に今季ブンデスMVPを取ったとしても、どれほどクラブの今季マイスターシャーレに貢献したとしても、所詮、 Gastarbeiter(ガストアルバイター:お客さん労働者)にすぎない。クラブ内のポジションは今、冷や飯を食っているFWルーカス・バリオスと同 じな訳だ。
賢く向上心も強い香川が、そんなことぐらい気が付かない訳がない。香川も何時、バリオスと同じ処遇になるか分かったものではないのだ。それが香川 が今回の契約延長に慎重になっている最大の理由だろう。どうせそうであるなら、ビッグクラブのオファーさえあれば、それに乗ろうと考えるのは理の当然。そ れが、ボルシアMG戦の2点目を香川が決めた後の、「見たか!!」という顔つきに出ているのだね。↓。こんな表情を、ゴール後に見せる香川は私は初めてだ。
しかし、今回の契約延長問題に関しては、マスコミにガセの、ビッグクラブからのオファーねたがほとんど出回っていない。そこが逆に不思議だ。ドイ ツ紙では香川のイングランド志向は報道しているわけで、それを受けて、あることないことイングランドのマスコミが多少は囃し立てそうなものだが、それが パッタリない。それが不気味。実際オファーがあり、その情報をオファー側クラブが抑えているような気がする。で、そんな芸当が出来るのは Manchester United ぐらいしかない。実際に Man U.から香川に届いているのではないか、というのが私の妄想。ま、わからんがね。小耳情報では、複数年契約、年俸5億円超という。これがガセでなければ、 香川はManUと契約するにちがいない。
残るブンデスリーガはあと3試合。ブンデス史上、最高の勝ち点を得るチャンスがドルトムントにある。ドルトムント社長が2週間以内と言っていた契約延長交渉期限は、とうに過ぎている。香川、クラブ両者の合意の下に、発表を先送りしている公算が強い。
〔参照〕
2年目の香川真司が得た余裕「昨シーズン見えなかったものが今シーズンは見えている」 - サッカーキング - 世界のサッカー情報サイト
| 固定リンク
「Football」カテゴリの記事
- A smart and cool footballer : Atsuto Uchida(2014.10.04)
- ユルゲン・クロップ監督 Q&A(2014.10.04)
- ルイス・スアレスの股抜き(2014.09.18)
- 2014年香川真司の選択(2014.08.13)
- この敗戦が「いい経験」になるかどうかは、今後の努力次第(イビチャ・オシム)(2014.06.29)
「Shinji Kagawa」カテゴリの記事
- 悩むことは迷うことであり、考えることは試すことだ。悩まず、考えよ(2019.08.06)
- ルイス・スアレスの股抜き(2014.09.18)
- カテゴリー「Shinji Kagawa」を作成(2014.09.05)
- 2014年香川真司の選択(2014.08.13)
- ユナイテッドの行く末(2014.05.04)
コメント