イタリア対クロアチア (Group C) [EURO 2012]
寸評と雑感
■寸評
①今回もイタリアはクロアチアより良いフットボールをした。前線からの勤勉なチェック。攻守の切り替えの速さ。セカンドボールへの迅速なアプローチ。全てクロアチアを上回っていた。
②ピルロは相変わらず好調。それにくらべ期待していたモドリッチがどんよりしていて歯がゆかった。せっかくDFがモドリッチ経由でビルドアップしてもらお
うとパスしても、パス or
ドリブルといった前を向く仕事が少なく、ワンタッチで戻すばかり。クロアチアが中盤で劣勢だったのは、闘わないモドリッチのせい。プレミアでの疲れが抜け
ていないモドリッチ。今季はCLもなく疲労が蓄積していないフレッシュなピルロ。ということかな?
③イタリアの3バックは70分くらいまでは素晴らしく機能する。しかし、それを過ぎると3バックの両サイドの息が相当あがってしまい、上下動が少しづつ緩慢になりスペースができる。そこを衝かれる。スペイン戦では62分にセスク、今回のクロアチア戦では72分にマンジュキッチに被弾した。
④したがって、新生イタリアが勝ち切るためには、チームが機能している70分くらいまでに先制し逃げ切ることが条件となる。この試合ではバロッテッリが数回チャンスがあったので、あれで先制しておかないと後々きつくなる。さすがにピルロのビューティフルFKの1点だけで逃げ切るのは難しい。
⑤クロアチアの、ロングボール+ツインタワーの得点力、というゲームプランは効率的だけど、面白くない。これもモドリッチのコンディションが上がっていないためなのだろう。でもあの調子では今大会中戻らない感じ。
■雑感
オープイングセレモニーの国歌斉唱で、やたらとブッフォンの声が聞こえていた。元気に歌っていたが音痴だった( ̄ー ̄)ニヤリ。
■雑感(追記)
それにしても、イタリアのフットボーラーには伊達男がいっぱい。その筆頭は、なんといっても、監督のプランデッリだな(* ̄ー ̄*)
| 固定リンク
「Football」カテゴリの記事
- 山口 蛍、傑出した守備的MF(ひょっとしたらワールドクラス?)(2023.06.02)
- A smart and cool footballer : Atsuto Uchida(2014.10.04)
- ユルゲン・クロップ監督 Q&A(2014.10.04)
- ルイス・スアレスの股抜き(2014.09.18)
- 2014年香川真司の選択(2014.08.13)
コメント