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2012年11月17日 (土)

《経済成長》から《知識成長》へ(前編)From Economic Growth to Knowledge Growth 1

《経済成長》という観念は、川北稔などの議論を参照すると、どうも西欧初期近代の一連の動き、

宗教改革 ⇔ 西欧主権国家群の誕生 ⇔ 自由貿易

と関連がありそうだ。

そしてこの過程は、

①初期近代以前の Corpus Christi(キリスト教共同体)時代の《富》の観念
「富とは既に有であり、無から生み出されるものではなく他所から獲得しなければならない(したがって、掠奪は合法)」
というものから、
②初期近代
「富とは《無から生み出される有》(したがって、生産こそが富の源泉)である」

という、西欧における《富》観念の転換と相即していた。

※下記参照、身分と労働: 本に溺れたい、より

  前近代 近代
富の定義 収奪するもの 生産するもの
労働の価値
身分カテゴリー 明確な貴賎 唯一の市民
認識論 概念実在論 唯名論
知識獲得 観照 実証・実験
価値 である する
国富の獲得 領土拡大 経済成長

しかしこの近代的《富》の観念が、現代の「宇宙船地球号」のご時勢でそのまま通用するはずがない。

 その一方で、いくらでも成長し得るものがある。《知識 knowledge》である。

と本論が佳境に入ったところで、ガス欠となった。後半の記事で活躍するのは、J.S.Millの 《half-truth》 とT.S.Eliotの 《Tradition and the Individual Talent》の予定だ。

続く

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