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2013年1月 3日 (木)

読書の効用

 「本に溺れたい」という看板を掲げているわりには、これまで読書論みたいなことは書いた記憶がない(健忘症?)。そこで新年でもあるのでチョコっと書いてみることにする。

■タイムカプセル
  本、ってなんだろう。紙製というオールド・ファッションな素材のこのメディアにいったい未来はあるんだろうか。

 本(書籍)とは、過去からの手紙、ないしタイムカプセルのようなものである。タイムカプセルが見知らぬ誰かに開けてもらうことを待っているように、本も図書館や(古)本屋、あるいは誰かの蔵書棚で、いつか読まれることを待っている。

 そしていよいよある日、例えばあなたが何かのきっかけで一冊の本を手にする時がくる。そして読む。その本が何がしか優れた本なら、あなたはその本を読む前の自分と今の自分がどこかで違ってしまっていることに気付く。これが過去に書かれたものが現在に甦るということ。そして揺さぶられてしまったあなたの魂は、あなたをしてその震えを他者に伝えさせずにはおかない。

■未来へ今を継ぐ
 仮にその時身近に伝えられる他者がいなくとも、それにふさわしい人があなたの近くに現れる時がいずれくる。あなたはそれを直覚できる。そして伝える。これが本(粘土板や石に刻まれた碑文でも)というメディアが一千年前の過去に書かれたコンテンツを千年後の未来へ引き継ぐ力を持つ、ということ。

■電子メディア
 この千年を超える伝達力という意味で、本、ないし紙(物質)に刻まれた文字列に勝るメディアはやはり存在しないのではないか。電子メディアは再生という追加的なステップがどうしても介在せざるを得ないからだ。

■結語、のようなもの
 今年は本を読もう。魂が戦慄(おのの)くような経験をしよう。自分が変わってしまうような本と出会おう。そしてそのご報告をこの拙いブログでしよう。それがこのサイトに来て頂ける方々に分ちあえるブログ主からのせめてもの gift だ。

□参照
文学の効用

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