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2013年3月25日 (月)

Marx と Weber の日本的受容

 最近、柄谷行人が下記のような書評を出した、と知人からご教示頂いた。

書評:マックス・ウェーバーの日本 [著]ヴォルフガング・シュヴェントカー - 柄谷行人(哲学者) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

 柄谷は、《ウェーバーが日本で広く読まれたのは、Marx を補強するものとして Weber を受容した強力な思想家たちがいたからであって、「ウェーバー研究者」のおかげではない》と概略述べている。この評言は妥当だろうか。

 それを検討するために、材料として下記のような年表を作ってみた。私の感想は近日中に(2)のかたちで公表する予定。

 

西暦 和暦 Karl Marx Max Weber 日本、西欧
1816 文化13     河竹黙阿弥
1817 文化14     島津久光
1818 文政元 誕生    
1819 文政2     阿部正弘
    John Ruskin
1820 文政3     清水次郎長
1841 天保12 学位論文「デモクリトスの自然哲学とエピクロスの自然哲学との差異」    
1843 天保14 ユダヤ人問題によせて    
ヘーゲル国法論批判    
ヘーゲル法哲学批判序説    
1845 弘化2 ドイツ・イデオロギー    
フォイエルバッハに関するテーゼ    
1847 弘化4     藤田東湖「弘道館記述義」
1848 弘化5 共産党宣言    
1852 嘉永5 ルイ・ボナパルトのブリューメル18日    
1859 安政6 経済学批判    
1861       内村鑑三
1864 元治元年   誕生  
1866 慶応2     内藤湖南
    福沢諭吉「西洋事情」
1867 慶応3 資本論第1巻    
1875 明治8 ゴータ綱領批判    
1881 明治14     牧師・小崎弘道「近世社会党ノ原因ヲ論ス」日本で初めてマルクスの名が紹介される
1883 明治16    
1889 明治22   学位論文「中世における商事会社の歴史」  
1904 明治37   社会科学の「客観性」 堺・幸徳訳「共産党宣言」平民新聞
  プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神、連載開始
1905 明治38   プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神、連載完了 夏目漱石「我輩は猫である」
1906 明治39   北アメリカにおける教会と宗派  
1907 明治40     山川均「マルクスの資本論」
1909 明治42   古代農業事情  
1913 大正2   理解社会学の二、三の範疇について  
1916 大正5   世界宗教の経済倫理序説 河上肇「貧乏物語」
  儒教と道教  
  中間考察  
  ヒンドゥー教と仏教  
1917 大正6   古代ユダヤ教  
  社会科学における価値自由の意味  
1919 大正8   職業としての学問  
  職業としての政治  
  一般社会経済史要論  
1920 大正9   高畠素之訳「資本論」第1巻

 

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