人にブレーキをかけるもの、それは失敗ではない、失敗への恐れだ
Regina Dugan。この人、誰? 彼女は、DARPAの局長だ。
DARPAとは、泣く子も黙るthe Defense Advanced Research Projects Agency 米国防高等研究計画局、という米軍の巨大科学・技術者集団だ。そこのボスがRegina Dugan。見るからに切れ者、っていう印象。彼女のDARPAの宣伝を兼ねたスピーチが下記。
レギーナ・ドゥーガン 「マッハ20のグライダーからハチドリロボットまで」 | Video on TED.com
このスピーチの、07:30あたりからDARPAが開発中のハチドリロボットの話題が登場する。そして、08:53-09:10にハチドリロボットのデモンストレーションがある。これは必見。ちょっと感動する。
彼女は言う。マッハ20で飛ぶ飛行機を作りたいなら、マッハ20の飛行物体を実際に作って飛ばすこと以上にデータを取ることはできない。ハチドリのように飛ぶロボットを作りたいなら、ハチドリのロボットを何体も試作して飛ばしてみる以上のデータ採取法がないのだ、と。
このスピーチの導入部で、彼女はクレマンソー(仏の20C.初頭の政治家)の言葉を引いていた。
「人生は失敗したときに面白くなる。失敗は自分を超えたというしるしだからだ。」
ペンタゴン付属の巨大研究機関という点が気に入らないがまあまあ興味深いスピーチ。聴く価値はある。ハチドリロボットの後にも、四足歩行するロボットなども出てくるので映像だけでも面白い。
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