20130814代表戦、問題は守備より攻撃
ごく雑駁な感想など・・・。
巷では、ディフェンスの再構築の叫ぶ声が他を圧する勢い。
しかし、このゲームに関する限り、負けた原因は攻撃にあると思う。
少なくともドローには持ち込めたゲーム。
来年のブラジルWCでウルグアイと同じ予選グループに入ったなら、勝ち点なしと勝ち点1では雲泥の差。
柿谷が「負ける気がしなかった」と言い、本田がDFを責めるより攻撃陣があと2、3点取れないことを問題視していたが、その通りだと思う。
だから、2対4の差はウルグアイが日本のミスを確実にゴールに結びつけたのに対して、日本がウルグアイのミスにしっかりつけこめなかった、ということに帰着する。
日本のビッグチャンスは後半に2度。
①48分。 相手DFのクリアミスから岡崎がウルグアイGKと1対1になったとき。
②60分。ウルグアイのペナルティ・アーク付近でFKを得た本田が素早いリスタート。受けた香川がウルグアイGKと1対1になったとき。
特に、①が得点に結びつかなかったのは痛恨事。このゲームの帰趨を変えた可能性が高いと思う。あの時間帯で決めていたら、岡崎の株が上がるだけでなく、日本の士気があがり、余裕綽々だったウルグアイから精神的余裕を奪う転換点になり得た。そして、次の1点がどちらを取るかが勝敗を分けることになったはず。
もし私がこの親善試合の敗北の戦犯を1人だけ挙げるとしたら、吉田ではない。申し訳ないが、私としては、チームメート及び日本人観客すべてが「決めてくれよ」と願ったあのチャンスに、沈着冷静に己のFWとしての全てのスキルを動員してゴールを決めることができなかった、岡崎を挙げる。
DFに物申すとしたら、吉田はディフェンス・リーダーには不向きかも。ここは田中マルクス闘莉王大人を引っ張り出すという最終手段を使うしかなさそうな気がするのだが・・・。
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コメント
吉田の能力の高さは結構認められていると思います。でも何か「軽い」んですよね。ゲームで1、2回「軽い」ときがある。これが失点に直結する。ま、FIFAのTOP20以上くらいの代表戦なら、CBのチョンボを見逃してくれるわけが無い・・・。昨年後半、そこそこ機能したのに、サウサンプトンで(能力の高さのわりの)絶対的信頼を監督から置かれてないのも、この点が改善しないからだと思われます。
比較するのもちょっと気が引けますが、ドイツ代表のフンメルスも大事なゲームで1回くらい「軽い」ときがある。ユーロでもやらかしてました。CBでそこそこ「強く」て、MF並に足元のスキルがあって、フィードもうまい。そのうえ(吉田と違って)結構足も速い。その上、男前だ(関係ない?)。
こういうのはパーソナリティに起因するので、練習すれば直る、ということでもないような気がします。代表チームのセンターラインには、チームが追い詰められたとき、ドゥンガのような同僚を叱咤激励する選手が1名は必要だと感じます。
"あの時、ロッカールームで私はこう言ったんだ。「俺たちは相手に負けているんじゃない。自分自身に負けているんだ! 俺たちのほうが強い! 絶対に勝とう!」"
ドゥンガ「断言してもいい。日本は正しい道を進んでいる」 – サッカーキング
http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/106102.html
投稿: renqing | 2013年8月17日 (土) 22時53分
フィード力と高さを求めると、吉田になるでしょうね。
鈴木、栗原、岩政となるとフィード力がないですし。
森重に頑張ってもらうか、山村や扇原を鍛えあげるか。
投稿: fearon | 2013年8月17日 (土) 22時19分