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2018年5月21日 (月)

二十世紀はいつ始まったか?(1)

 表題はある意味で愚問と言えます。暦通りなら、1901年が二十世紀の第1年だからです。しかし、暦年ではなく、二十世紀の特徴を手掛かりとしてその始まりを考えると別の面が見えてくるかも知れません。

■二十世紀とはどんな世紀か?

 二十一世紀も20年近くが経過しました。ここまで距離をおけば、前世紀の全貌が朧気でも見えてきそうなものです。試みに箇条書にしてみましょう。.

①二度の世界大戦
 第一次世界大戦 ⇒ 1914年7月から1918年11月まで
 第二次世界大戦 ⇒ 1939年9月から1945年8月まで
②先進国を中心とする経済成長(1960年代から70年代)と人口爆発
③地球環境への危機意識の共有化(1970年代以降)
④情報処理技術/機器の劇的進歩
⑤エネルギー体系の石炭から石油への移行

 こうしてみると、二十世紀は前半と後半に分けることが出来そうです。「大衆化と動員と戦争の世紀」の二十世前半、「豊かさ、速さと、未来への曖昧な不安の世紀」の後半です。前後半でここまで対照的(対称的?)であることはちょっと意外です。まだしっかり考えていませんが、実は二十世紀は存在せず、この百年間存在したのは、「長すぎた十九世紀」と「早すぎた二十一世紀」だけなのかも知れません。

(2)へ続く。

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