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2019年10月31日 (木)

台風19号の水害は、国交省のマッチポンプ?

 私も避難しました、過日のスーパー台風19号の水害問題の件です。

 森林政策の研究者が本件に関しまして、ご自分のブログに重要な解説記事を3点書かれています。下記。

 関良基氏のブログ「代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives」です。

1)なぜ日本の堤防はかくも簡単に決壊するのか? 耐越水堤防を仕分けた御用学者たち
2)八ッ場ダムは首都圏を救ってません
3)国交省と自民党サポーターのショックドクトリン? ダムとスーパー堤防

 結論的な事を言いますと、今回の水害に関して言えば、国交省の「マッチポンプ」、あるいは「焼け太り」の側面がかなり大きい、ということです。

 詳細は上記サイトをお読みいただきたいのですが、上記サイトの象徴的な部分を引き合いに出します。

 ブログ主の関良基氏も電話取材を受けられたそうなんですが、東京新聞10月18日に特集記事がありました。そこの、元建設省土木研究所で、越水しても破堤しにくい耐越水型堤防の開発に携わっていた技術官僚の石崎勝義氏へのインタビューです。

「国交省の予算は大きく『社会保障費に回せ』という圧力は高い。でも、堤防が決壊すれば、それをはね返して予算を確保することができる。国交省の役人は今回のように決壊するのは都合がいいと思っているんです」上記サイト記事(3、より

 関良基氏は、八ッ場ダムの行政訴訟でも、原告側証人でコミットしておられる方で、気骨のある学者です。また、ご郷里の偉人、赤松小三郎の非業の死を独自に究明され、ご著書もある方です。是非、一度ご覧ください。

上記、1)での御用学者のリストを挙げておきます(肩書は当時)。

「耐越水堤防整備の技術的な実現性の見解」について 耐越水堤防整備の技術的な実現性検討委員会報告書 2008年
・山田正 中央大学理工学部教授(委員長)
・宇野尚雄 岐阜大字名誉教授
・辻本哲郎 名古屋大学大学院工学研究科教授
・藤田裕一郎 岐阜大学流域圏科学研究センター教授
・中川一 京都大学防災研究所教授
・西垣誠 岡山大学大学院環境学研究科教授
・清水義彦 群馬大学大学院工学研究科准教授

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