中国人社会における「個」と「自由」/ Individuality and Freedom in Chinese Society(リンク訂正)
「自由」には幾つかの異なる次元があります。ある次元で言えば、中国人社会はかなり「自由」で、それは本質的に米国人社会と同じです。それを示す動画が下記。内容は、在中国の現代日本人の中国社会レビューです。
「日本导演竹内亮,采访多位住在中国的日本人,谈对中国的真实感受」、清凉趣历史
※うっかり、facebook上のリンクをそのまま貼り付けていました。申し訳ありません。インターネット上のURLに差し替えました。(20210322, 23:35)
日本人社会には、一応、「政治的自由」はあるが、事実上「社会的自由」はなく、中国人社会には、「政治的自由」はないが、「社会的自由」はふんだんにある(むしろそれが大前提)、ということでしょうか。弊ブログ記事で取り上げたばかりの、
ネットフリックスという会社/ A company called Netflix: 本に溺れたい
と、全く同じで、「強い個人」が respect される社会では、「成果」でその「強さ」が計量される、ということになりそうです。その意味で、「中国人社会」は「日本人社会」より百倍「自由」だと言ってもよいでしょう。
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