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2021年4月 1日 (木)

混沌に目鼻をつける/ Appearance of chaos

 素晴らしい言葉に出会いました。

人間は具象以前の世界を内臓している。そしてそこから何か具象化されたものを取り出そうとする。科学も芸術もそういう努力のあらわれである。いわば、混沌に目鼻をつけようとする努力である。人生の意義の少なくとも一つは、ここに見出し得るのではなかろうか。
湯川秀樹「具象以前」『湯川秀樹 詩と科学』2017年平凡社(STANDARD BOOKS)、所収

 これは言い換えれば、「混沌に名をつける」と言うことでもあるでしょう。下記、ご参照下さい。

〔参照1〕誰にも言えそうなことで、誰も言えなかったこと(2)/ What anyone could have said and no one else could have said (2): 本に溺れたい

〔参照2〕混沌の海を渡る/ Crossing the Sea of Chaos: 本に溺れたい

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