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2021年7月19日 (月)

トクヴィル余滴

 前回の投稿で、トクヴィルに改めて食指が動きました。

 ただ何分にも、邦訳4分冊という代物ですので、一気に読むと言う訳には参りません。ところどころ、『アメリカのデモクラシー』の世界をブラウジングしましたら、興味深い記述にぶつかりました。下記です。

トクヴィル『アメリカのデモクラシー』第二巻(上)岩波文庫2008年、p.238、
第2部 第13章 「アメリカ人は安楽な生活の中でなぜあのように落ち着きがないのか」

フランスには自殺数の増加を嘆く声がある。アメリカに自殺は稀だが、精神異常は他のどこよりもありふれている。
これは同じ病気の異なる兆候である。

 

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