寄生獣〔岩明均:1988-95/アニメ2014-15〕③
しつこくて誠に恐縮ですが、amazonレビューに拙文を投稿しました。まもなく公開されると思います。
※ご参照 amazonプロフィール/レビュー(renqing、こと上田悟司)
「近代日本文芸史に残る傑作エンターテインメント」
かのアリストテレス大先生は、『詩学』でこう述べられています。
1.ドラマは一定のサイズを持ち、完結したものでなければならない。
2.大事なのは役者ではない。ドラマ(「出来事の組みたて」岩波文庫P.36)だ。
3.ドラマの筋は、計算されたオープニング、計算されたエンディングがなければならない。
4.ドラマの筋は、統一されたものでなければならない。それは、1人の主人公がいれば統一されるものではない。ドラマに登場するすべての人物の行為が、統一されていなければならない。
天才作家岩明均は上記を漫画作品として実現しました。二十年後のアニメ化はそれ以上に洗練されています。ともに傑作にならない訳がありません。
「少佐」(攻殻機動隊・草薙素子)の田中敦子が演ずる、「田宮良子」。最高です。「涼宮ハルヒ」の平野綾の、「ミギー」も素晴らしい。
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