乙箇吐壹(イコトイ):夷酋列像 (1790年)/蠣崎波響
どこかで見たことがあるような絵、と思われることもあるでしょう。私もそうです。確か、中学校の歴史教科書、あるいは高校の日本史教科書に掲載されたことがあるはずです。※ 作者は、蠣崎波響(松前家、現在の北海道)で、大名家の家老です。詳細はまた次の機会に。
※ご参照 運命と和解する/中村真一郎: 本に溺れたい
※記憶違いでした。私が見たのは、全集 日本の歴史 第12巻 開国への道、平川 新 著、小学館2008年1月刊〔←弊ブログ記事へのリンクです〕、中の冒頭に挿入されている美しい図版からでした。下記。
上記の美しい服は、蝦夷錦と言われるもので、清朝の官服、ロシア風の軍靴、軍服で装われています。アイヌの異国的情緒イメージが故意に強調されている、とのキャプションがあります。(平川著にご関心を持たれた方は、上記の弊記事リンクをたどってみてください)
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