国制史

2018年3月 2日 (金)

近世の排仏論

 一世紀に及ぶ内戦である戦国期が、最終的に大坂夏の陣(1615年)を最後に終息して、元和偃武=Pax Tokugawana がもたらされますと、死と来世=彼岸に日常的に直面していた列島庶民の心性は、ようやくそのベクトルを此岸に向けることが可能となりました。この世から切断された来世志向から現世と地続きの未来志向への転換です。

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2017年12月11日 (月)

古代弥生人の名前

 縄文、弥生、古墳等の日本古代は無文字社会なので、基本的に人名は残りません。ま、残りようがない訳です。名は当然あったでしょうが、それを記録保存する文字がないからです。

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2017年12月 1日 (金)

Max Weber権力理論に対する Otto Brunner からの批判(1)

 ドイツ国制史の泰斗から、Weber権力論に関してこんな批判があったというのは今まで気付かなかった。ブルンナーの本を何年間も積読にしておく私が阿保なのだが・・・。

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2017年10月27日 (金)

村上淳一氏を巡る雑感

 私は、故村上淳一氏の良い読者ではない。精々、つまみ食い程度。したがって、以下は思いつくままをつれづれに書いてみる。

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2017年10月26日 (木)

訃報 村上淳一氏

 法史学者村上淳一氏が亡くなられた。10月24日、84歳。肺炎とのこと。著作で存じ上げているだけだが、知的な恩義を感じている身なので、弊ブログにて一言。

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2017年6月24日 (土)

慶長三年のGDP

 国力を数量(数値)化し、それを国力増進の糧にしようとするのは、主権国家が並存、競合、角逐していた近世西欧人の特徴的思考法だ。代表例が政治算術(political arithmetic)と呼ばれた一群の人々、ペティやグラントといった17世紀人である。

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2017年6月23日 (金)

「American way of life」の起源(2)

 前回の続き。

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2017年5月 5日 (金)

幕末維新最大の謎

戦前日本の国家神学と言えるものは、《水戸学》である。戦前の日本人をその一言で黙らせた《国体》というマジックワードも、会沢正志斎『新論』が発明したものだ。したがって、私たちは一つ謎に逢着する。

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2017年3月17日 (金)

石井紫郎「近世の国制における『武家』と『武士』」1974年

本論文は、比較国制史研究における日本を代表する業績であり、日本における《近世 early modern》の持つ人類史的意味を知るための必読文献でもある。

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2017年3月15日 (水)

比較エリート論

日本における東大文Iエリートは、何だかんだ言っても知的に優秀です。それは、EnglandのOxbridge、米国のIvy league、仏のGrandes Ecoles の連中と同質なものです。

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