国制史(Verfassungsgeschichte)

2024年5月13日 (月)

書評:関 良基『江戸の憲法構想 日本近代史の〝イフ〟』作品社 2024年3月

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関 良基『江戸の憲法構想 日本近代史の〝イフ〟』作品社 2024年3月

本書は、関 良基氏の手になる、「明治維新」を再考する三作目の著書です。
1)『赤松小三郎ともう一つの明治維新 ―テロに葬られた立憲主義の夢』2016年12月
2)『日本を開国させた男、松平忠固 ―近代日本の礎を築いた老中』2020年7月
これで、関 良基氏の「幕末維新」三部作(すべて作品社刊行)が世に問われたと言ってもよいでしょう。

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2022年5月 6日 (金)

Seki Hirono and Feminism (1)

 Looking back at Seki Hirono's work today, one thing that stands out is his active voice in feminist thought and movement. Of particular importance are "On Peace and Sovereignty in the House" (1986) and his review of Dolores Hayden "The Grand Domestic Revolution" (original 1981, Japanese translation 1984). Therefore, I would like to make these two almost-forgotten works accessible on the Internet in Japanese/English. As a first step, I would like to post the former one.
※All English translations below are based on DeepL.

※See article (2).

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関 曠野とフェミニズム(1)

 いま、関 曠野のなした仕事を顧みると、一つ顕著なことは、フェミニズム思想/運動にたいする積極的発言です。とりわけ、「家の平和と主権について」(1986年)と、ドロレス・ハイデン『家事大革命』(原書/1981年、邦訳/1984年)への書評(1986年)が重要でしょう。※1そこでこの忘れ去られようとしている二編を、ネット上で日本語/英語で accessible にしようと思います。まず、第一弾として、前者を掲載します。

※1 ともに、関 曠野『野蛮としてのイエ社会』1987年、御茶の水書房、に収載されています。
※2 記事(2)をご参照ください。

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2021年10月10日 (日)

満場一致と多数決 ―ものの決め方の歴史ー〔日経新書/1980年〕

以下、amazonレビューへの投稿をこちらへもpostしておきます。

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2021年5月 2日 (日)

Instruction manual for our blog

 As of March 2023, about 2,000 articles (essays) have been published on our blog.

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2020年11月13日 (金)

故郷喪失者としての米国人/ Americans as déraciné [homeland losers]

 前稿前々稿で、事実上米国人の統治能力を問いました。その系論として、米国人の「地縁の無さ」が米国民主制を脆弱化していることも指摘できます。一応、そのデータを挙げておきます。

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2020年11月10日 (火)

民主制の統治能力(1)/ Ability to govern in democracy(1)

 バイデンが北米合衆国の大統領になるとしまして、それが日本全体にとって相対的に正負どちらの国益となるか、は今のところ、私に判断材料がないのが現状です。

※続編をご参照 民主制の統治能力(2)/ Ability to govern in democracy (2): 本に溺れたい

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2020年10月 2日 (金)

幕末維新テロリズムの祖型としての徂徠学(1)/ Ogyu Sorai as the prototype of the Meiji Restoration terrorism

(2)

 19世紀半ば、日本列島では、テロ、政治的暗殺が吹き荒れました。「暗殺の中から生まれた明治政府」(1)とはけだし名言です。

(1)『東アジアの弾圧・抑圧を考える ―19世紀から現代まで 日本・中国・台湾』春風社2019年12月、p.13「序」(岩下哲典氏筆)
また、同書所収、関良基「江戸末期の暗殺と明治の弾圧の言説分析ー「国体」「売国」「国賊」「大逆」」pp.129-164は、類編がない重要な論考です。是非ご参照ください。

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2020年9月 1日 (火)

「身分社会」再考

 前近代の「身分社会」。アカデミズムが職業として確立したのは、「市民社会」「近代社会」でした。

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2020年8月31日 (月)

関 曠野が言うところのプラトニズムとはなにか?

 前回の投稿にからんで、関 曠野の「プラトニズム」というのは、イタリアの Ficino を中心とする neoplatonismo や17C後半の Cambridge Platonists と関連があるか?、という質問をうけました。その応答を書きます。

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