待つ身は辛い(3)
羽入氏の新著、
羽入辰郎『学問とは何か―「マックス・ヴェーバーの犯罪」その後』ミネルヴァ書房(2008年/7月)
を、ようやく書店で立ち読みした(書店さん、ごめんなさい)。
折原氏等への反論、その論証はすっ飛ばし、故沢崎堅造氏に関してのみチェック。いちおう、この早すぎる先学への respect は確認できたので、私としては、ま、OK。
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羽入氏の新著、
羽入辰郎『学問とは何か―「マックス・ヴェーバーの犯罪」その後』ミネルヴァ書房(2008年/7月)
を、ようやく書店で立ち読みした(書店さん、ごめんなさい)。
折原氏等への反論、その論証はすっ飛ばし、故沢崎堅造氏に関してのみチェック。いちおう、この早すぎる先学への respect は確認できたので、私としては、ま、OK。
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ついに、羽入辰郎氏の新著が出た模様。下記↓
羽入辰郎『学問とは何か―「マックス・ヴェーバーの犯罪」その後』ミネルヴァ書房(2008年/7月)
ただ、今、人生多忙につき、この大著に飛びつく時間が不足気味なのと、それを上回るほどこの問題への関心が現在あまり高くないので、もし読まれた方などがあれば、コメントなど戴けると幸甚です。
*参照
待つ身は辛い
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【追記】2008.05.13.
本日、気になったので念のためもう一度書店で確認した。そこで判明したことは、上記の、タイトル頁裏面の底本表記の部分に、私の記憶違いがあったことである。再度、掲載することをお許し願いたい。下記である。
「 First published by Verlag von J.C.B.Mohr(Paul Siebeck) 1926 」
このドイツ語部分も英訳すると、こうなろうか。
「 First published by Publication by J.C.B.Mohr(Paul Siebeck) 1926 」
これを無理に日本語化すれば、
「 1926年 J.C.B.Mohr(Paul Siebeck)による発行によって最初に発行された」
だろうか。あまり釈然としない変更のような気もするが・・。ドイツ語はおろか英語もいささか心もとない身なので、本書の復刊にあたっての手直しが、みすず書房、という、libero e nobile animo(自由にして高貴な精神)と知的矜持を併せ持つ、優れた出版社の声価を損なわないことを願うばかりだ。
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下記の名著が先月、復刊された。
マリアンネ・ウェーバー『マックス・ウェーバー』みすず書房(1987年)
ウェーバーの一読者として慶賀に堪えない。
その一方で、この訳書は、以前の記事で私が指摘したような問題を抱えていた。
そこで、先日たまたま書店に立寄ったついでに、手にとって見たところ、タイトル頁裏面の底本表記には、こうあった。
「 First published by J.C.B.Mohr(Paul Siebeck) 1926 」
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「最後に折原浩氏に言っておこう。貴兄はこの本を見ると、羽入は自分の批判には一切答えずに、また別の本を出した、無責任極まりない、などと言ってくるんであろうが、それは誤解であり、貴兄がそこで苛立つ必要は何らない。本書を書き始める前の段階で、貴兄への反駁書『学問とは何か -「マックス・ウェーバーの犯罪」その後- 』と題した完成稿を、筆者はミネルヴァ書房にすでに提出しており、現在校正中である。本書は、右記完成原稿の提出後に書いたものである。筆者の心づもりとしては、貴兄への反駁書が出た後で本書を出したかったのであるが、校正の分量の差がケタ違いで、出版の順序が結果的に後先になってしまったものである。次に出る本で貴兄の論難に対しては逐一反駁してあるので、楽しみに待っていらして頂きたい。
二〇〇七年十月十八日 世田谷区の自宅にて 筆者」
羽入辰郎『マックス・ヴェーバーの哀しみ 一生を母親に貪り食われた男』PHP新書(2007年)、p.205、あとがき、より
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■2)t-maru氏の2008.01.09付けコメントの前半部分について
「ヴェーバーがルターを取り上げているのは、あくまで「トポス」としてであり、問題設定の開設、導入部に過ぎません。羽入氏を含め多くの人がそこが本論であるように誤解しています。」
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〔目次〕
****************
訳者序文
文庫版への序
著者序言
第1章 問題
1 信仰と社会層分化
2 資本主義の「精神」
3 ルッターの天職観念―研究の課題
第2章 禁欲的プロテスタンティズムの天職倫理
1 世俗内的禁欲の宗教的諸基盤
2 禁欲と資本主義精神
訳者解説
主要索引
****************
Weberが遺した巨大な仕事の中で、この論文のみに執着することはあまり生産的ではない。なぜなら、安藤英治によって明らかにされたように、"Archiv"に発表した原論文に対して、彼の晩年に刊行された現論文は徹底した改訂が施されているからである。
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t-maru 氏から、下記のコメントを戴いています。行論上、箇条書きにし、この記事では沢崎氏と直接関連する2)のみ扱います。
1)ヴェーバーがルターを取り上げているのは、あくまで「トポス」としてであり、問題設定の解説、導入部に過ぎません。
羽入氏を含め多くの人がそこが本論であるように誤解しています。
2)それから「ルターの死後、ルターのあずかり知らないところでそれが”Beruf”に改訂されたのなら、確かにヴェーバーの議論は成立しない。」というのは、ルターが最初「状態」にあたる単語に翻訳していて、それが死後「Beruf」に改訂されたなら、という意味でruf(f)がBerufに改訂されたら、という意味ではありません。
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