進化論(evolutionary system)

2023年2月 8日 (水)

弊ブログ主のインタビュー記事、第2弾(2023年2月)

 弊ブログ主(renqingこと、上田悟司)のインタビュー記事が、前回同様、UNPLUGGED 11号、に掲載されました。雑誌目次は本記事後半に掲載しました。 もしご関心をお持ちいただけるようなら、下記、編集部(連絡先メール・アドレス)までお問い合わせください。

問い合わせ先
風餐編集部(府川さん) logos380@qd5.so-net.ne.jp

※今回のテーマは、複雑系経済学、です。

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2022年12月15日 (木)

What determines price is not "demand" but "cost"

 Relative prices are determined by cost, not demand, is the most important proposition of the Theory of Value, which has been handed down from the classical school to Sraffa. The neoclassical champion, K. J. Arrow, has elaborated on this argument in a negative context, which I will quote from three places.

Kenneth J. Arrow, Frank H. Hahn, General competitive analysis, (Advanced textbooks in economics, v. 12), North-Holland, 1st ed. 1971 5th pri. 1988

 

Evaluation of K. J. Arrow's "Non-Substitution Theorem"

Chapter 1 Historical Introduction, p.14
Samuelson [1951] and Georgescu-Roegen [1951] showed that with one primary factor it is still true that relative prices of produced goods are determined by the tehnology, independent of demand conditions. This is, in a certain sense, a suprising resuscitation of the classical theory in which prices are determined by supply conditions alone. Since competitive production always minimizes costs, it follows that the technique actually chosen for the production for any commodity is also independnt of demand conditions, though it will depend, in general, on technological conditions in other industries. For more extended discussion, see Section 2.11.

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価格を決定するものは、「需要」ではなく、「費用」である/ What determines price is not "demand" but "cost"

 相対価格は、需要ではなく、費用によって決まる、とは、古典派から Sraffaまで連綿として継承されている Theory of Value(相対価格理論)の最も重要な命題です。この議論を、新古典派のチャンピオンである、K. J. Arrow がネガティブな文脈で詳説していますので、3箇所から引用しておきます。

アロー, ハーン [著] ; 福岡正夫, 川又邦雄訳『一般均衡分析』岩波書店, 1976.3

 

K. J. Arrow の「非代替定理」に対する評価

岩波版p.14、第1章序説、第7節、Arrow筆
「サムエルソン[1951]とジョルジェスク=ロェージェン[1951]は、そのような事例でも本源要素がただ一つであれば、生産物の相対価格はやはり需要から独立に技術によって定まるということを証明した。これはある意味では、価格がもっぱら供給の条件のみから定まるという古典派理論の瞠目すべき復活である。競争下での生産の事態がつねに費用を最小化するので、どの財についても事実上採択される生産方法は、(一般に他産業の技術条件には依存するが)需要条件からは独立となるのである。一そう一般化された議論については、さらに第2章の第11節を参照されたい。」

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2022年11月29日 (火)

Microfoundations of Evolutionary Economics (Evolutionary Economics and Social Complexity Science, 15), 2019/7/10

Yoshinori Shiozawa, Masashi Morioka, Kazuhisa Taniguchi
Microfoundations of Evolutionary Economics
Springer; 1st ed. (2019/7/10)
364 pages
ISBN-10 : 4431552669

※ Below is an essay I submitted to Amazon Reviews.

===================================
"a great breakthrough--an achievement of paramount importance"

The following is a quote from the following book.
Marc Lavoie, Post Keyensian Economics 2nd Edition (2022), p. 191,Edward Elgar Pub, 2022/5/31

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2022年3月25日 (金)

Knowledge and Evolution: 'Neurath's Ship' and 'Evolution as Bricolage'

 I believe that the simplest, yet most comprehensive explanation of "Neuraths Schiff / Neurath's Ship" in Japanese is given by Keiichi Noe in the Iwanami Jiten of Philosophy and Thought (1998). Here is how it is introduced/summarized,

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《知識の進化》と《進化の知識》:「ノイラートの船」と「進化のブリコラージュ」

 「ノイラートの船 Neuraths Schiff / Neurath's Ship」についての、日本語による簡にして要を得た説明は、岩波哲学・思想事典(1998年)の、野家啓一のものだと思います。そこではこう紹介/要約されています。

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2022年3月20日 (日)

国家による「生」の選別=優生保護法

キャンペーン ・ 【緊急署名】今度こそ! #優生保護法裁判東京高裁判決に上告しないでください ・ Change.org
  【3月21日署名期限です。3月22日国会提出します】

 以下をお読み頂き、納得、共感、憤慨、して頂けたなら、ご署名(オンライン)をお願い申し上げます。
本ブログ主 renqing こと、上田悟司

参照1 強制不妊手術への賠償判決、国は上告を断念せよ - 前田哲兵|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

参照2 国は上告せず早期解決を! 東京高裁でも優生保護法強制不妊手術に賠償判決 - 藤木和子|論座 - 朝日新聞社の言論サイト


 これまで本ブログで、ハンセン病療養所に残された「胎児標本」に関する記事を三つ掲載しています。

厚生労働省に二度殺される赤ちゃんたち: 本に溺れたい
1葉の写真: 本に溺れたい
「ハンセン病療養所における胎児等標本に関する要望書」に賛同のお願い: 本に溺れたい

 この闇から闇へ「処理」された赤ちゃんたちのような国家犯罪は、明治から続いた「癩(らい)」者への蔑視からきたもので、一部の閉じた世界での悪業だと私は思っていました。

 ところが、人工中絶を合法化する法律だと私が思い込んでいた「優生保護法」(1948年~1996年)は、1907年「癩予防ニ関スル件」から「らい予防法」の1996年廃止まで百年続いたハンセン病者への悪業と全く同質で、国家による「赤ちゃん」の選別を合法化するものだったのです。己の不明を恥じるばかり。なにしろ、この法律の第一条以下に威風堂々とこう記されていたのです。

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2021年5月11日 (火)

Historical court as abduction(アブダクションとしての歴史法廷)

 The new coronavirus epidemic has been going on for more than a year now. Contrary to our initial expectation, it has continued unabated, so it cannot be called very dramatic, but we must say that it is a pandemic in the history of humanity in the 21st century.

※本記事は、私の「複雑系理論歴史学」のアウトライン Outline of "complexity theory on history ": 本に溺れたい」2020/04/13、の英語版です。
※参照 → 過去を探索する学問モデル Thinking model that explores the past: 本に溺れたい

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2021年2月 8日 (月)

人は言葉の外に出られない(2)/ People can't go outside the word (2)

前回(1)からの続き。

 すなわち、Kant の「物自体 Ding an sich 」も言葉の内側にあります。Kant も人類の一員ですから、それは仕方のないことです。むしろ当たりまえと言うべきでしょう。

 それでは、言葉という殻の囚人である人類は、なぜ致命的な error 等による絶滅を免れてこれたのしょうか。

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2021年2月 5日 (金)

反ジェネシスとしてのブリコラージュ論/ Bricolage as anti-Genesis

 標題は、フランソワ・ジャコブ『可能世界と現実世界』1994年みすず書房Francois Jacob, The Possible and the Actual (Jessie & John Danz Lectures))、のamazonレビューに付したものです。弊ブログ記事の他篇と同工異曲ですが、一応こちらにもupしておきます。

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