福沢諭吉

2017年12月 3日 (日)

幕末に列島の植民地化危機はない(2)

 本件に関して、同時代の証言、それも当事者に近い立場の人間の言を一つ引いておきます。

続きを読む "幕末に列島の植民地化危機はない(2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月30日 (水)

大正時代の可能性

 丸山真男は、大正3年生(1914)だ。彼は、1945年、31歳で大日本帝国の断末魔を
目撃する。似たキャリアの人物に、服部正也という人物がいる。

続きを読む "大正時代の可能性"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月28日 (火)

関良基『赤松小三郎ともう一つの明治維新』作品社(2016年)

一書を全編書き下ろすことは、尋常ではない精力を必要とするだろう。著者は森林生態政策学者である。つまり、本書の内容は著者の専門の畑と異なり、その要求されるエネルギーも倍加する。

続きを読む "関良基『赤松小三郎ともう一つの明治維新』作品社(2016年)"

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2016年9月 4日 (日)

〔要約〕 尾藤正英『日本文化の歴史』(2000年)岩波新書

以下は、下記の書の全編にわたる章・節毎の要約である。閲覧される方のご参考になれば幸甚。

尾藤正英『日本文化の歴史』(2000年)岩波新書
第1章日本文化の源流
第2章古代国家の形成と日本神話
第3書仏教の受容とその発展
第4章漢風文化から国風文化へ
第5章平安時代の仏教
第6章鎌倉仏教の成立
第7章内乱期の文化
第8章国民的宗教の成立
第9章近世国家の成立と歴史思想
第10章元禄文化
第11章儒学の日本的展開
第12章国学と洋学
第13章明治維新における公論尊重の理念
第14章近代日本における西洋化と伝統文化
参考文献
あとがき

続きを読む "〔要約〕 尾藤正英『日本文化の歴史』(2000年)岩波新書"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月10日 (日)

加藤陽子『戦争の日本近現代史』講談社現代新書(2002年)

■第1講 「戦争」を学ぶ意味は何か
p.15、に、歴史における「問題=問い」について、「時代の推移とともに人々の認識や知の型が、がらりと変わるのはなぜなのか、あるいは、人々の複雑な行動を生み出すもととなった深部の力は何なのか」と問うことだとある。これについては首肯する。
 しかし、その後に書いてある、製品開発を担当するビジネスパーソンなんかにも役立つよ、などというのは与太話の域を出ない。

続きを読む "加藤陽子『戦争の日本近現代史』講談社現代新書(2002年)"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年8月18日 (水)

佐藤誠三郎「近代化の分岐 ― 李朝朝鮮と徳川日本」(1980)

佐藤誠三郎「近代化の分岐 ― 李朝朝鮮と徳川日本」(1980)

■内容目次

1.朝鮮と日本を比較する意味
2.朝鮮と日本の類似点
3.西洋列強への対応
4.分岐の諸要因
5.ギャップの拡大

■著者の執筆動機

続きを読む "佐藤誠三郎「近代化の分岐 ― 李朝朝鮮と徳川日本」(1980)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 6日 (木)

渡辺浩『日本政治思想史 ― 十七~十九世紀』東京大学出版会(2010年)(10・結)

◎なぜ、徳川体制は崩壊したのか?(第十五、十七、十八、十九章)

■「江戸人」は「日本人」である
 徳川日本には「日本」国は存在しなかった。この言説を著者は「全くの誤謬」(本書p.301)と切り捨てる。すなわち、徳川期、この列島を全体としてカバーする観念として「日本」国はあったし、そういった統合性の客観的な条件も、政治・経済・文化の各方面において存在した*。したがって、「日本人」という自意識もあった(本書p.304)。

続きを読む "渡辺浩『日本政治思想史 ― 十七~十九世紀』東京大学出版会(2010年)(10・結)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月12日 (月)

殿様は「標準語」しか話せない?

(20091013 参照文献・リンク追記)

 この記事に副題を付けるとすれば「参勤交代の社会学的効果」となるかな。では試みよう。

続きを読む "殿様は「標準語」しか話せない?"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年8月25日 (火)

福沢諭吉の人民「胡蝶」論(1879年)

試(こころみ)に彼の胡蝶(こちよう)を見よ。その芋虫(いもむし)たるときは之を御(ぎよ)すること甚(はなは)だ易(やす)し、指以(もつ)て撮(つ ま)むべし、箸以て挟むべし、或はその醜を悪(にく)めば足以て踏殺(ふみころ)すも可なりと雖ども、一旦蝶化(ちようか)するに至ては翻々(へんぺん) 飛揚して復(ま)た人の手足に掛らず、花に戯れ枝に舞い意気揚々として恰(あたか)も塵間(じんかん)の人物を蔑視愚〔弄〕哢するが如(ごと)くなれど も、羽翼(うよく)既(すで)に成る、之を如何(いかん)ともすべからず、指以て撮むべからざるなり、箸以て挟むべからざるなり。

続きを読む "福沢諭吉の人民「胡蝶」論(1879年)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月19日 (木)

愛すれども、淫せず ― ある福沢評

「福沢諭吉(1834-1901)の文章には否定しがたい一種の快活さがある。それは、人々が暗黙の内に依存している権威、あるいは狡猾さや馴れ合いを容赦なく明るみに出し、タフで自信をもって努力する個人がそのような内輪の甘えを壊すことを期待し、社会に新しい展望をもたらそうとする基本的な構えがどの作品にも通底しているからである。」
松田宏一郎「福沢諭吉の波紋」、苅部直・片岡龍編『日本思想史ハンドブック』新書館(2008年) 所収、p.118

 著者は、冒頭から肯定的に福沢を評する。しかし、

続きを読む "愛すれども、淫せず ― ある福沢評"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

Adam Smith | Aristotle | Bertrand Russell | Carl Schmitt | Collingwood | David Hume | Football | Immanuel Kant | Isaiah Berlin | John Stuart Mill | Jules-Henri Poincare | Katherine Mansfield | Max Weber | pops | Shinji Kagawa | sports | Stephen Toulmin | Strange Fruit | Thomas Hobbes | 「国家の品格」関連 | お知らせ | ももいろクローバーZ | アニメ・コミック | イスラム | タミフル(インフルエンザ) | ネオコン(Neocon) | ハンセン病 | パソコン・インターネット | フェミニズム・ジェンダー | 三島由紀夫 | 中世 | 中国 | 中野三敏 | 仏教 | 佐藤誠三郎 | 備忘録 | 古代 | 和辻哲郎 | 国制史 | 坂本多加雄 | 坂野潤治 | 夏目漱石 | 大正 | 大震災 | 天皇 | 学習理論 | 安丸良夫 | 宮沢賢治 | 尾藤正英 | 山田大記 | 山県有朋 | 川北稔 | 幕末・明治維新 | 徳川史 | 思想史 | 憲法 | 戦争 | 折口信夫 | 政治 | 政治哲学・政治理論 | 文化史 | 文学 | 斉藤和義 | 日本 | 日米安保 | 日記・コラム・つぶやき | 明治 | 映画・テレビ | 昭和 | 書評・紹介 | 服部正也 | 朝鮮 | 本居宣長 | 村上淳一 | 東アジア | 梅棹忠夫 | 森 恵 | 歴史 | 歴史と人口 | 法哲学・法理論 | 渡辺浩 | 環境問題 | 生活史 | 知識理論 | 石井紫郎 | 石川淳 | 社会契約論 | 社会科学方法論 | 福沢諭吉 | 科学哲学/科学史 | 米国 | 経済 | 統帥権 | 美空ひばり | 羽入辰郎 | 自然科学 | 複雑系 | 西洋 | 言葉 | 読書論 | 資本主義 | 赤松小三郎 | 近現代 | 速水融 | 進化論 | 金融 | 金言 | 関曠野 | 靖国神社 | 麻生太郎