文明史

2020年11月13日 (金)

故郷喪失者としての米国人/ Americans as déraciné [homeland losers]

 前稿前々稿で、事実上米国人の統治能力を問いました。その系論として、米国人の「地縁の無さ」が米国民主制を脆弱化していることも指摘できます。一応、そのデータを挙げておきます。

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2020年9月24日 (木)

漱石に息づく《朱子学》/ Cheng-Zhu living in Soseki

 夏目漱石(1867/慶応三年-1916/大正五年)は、よく言えばかなり内省的、悪しざまに言えばクヨクヨ、グチグチ考える質たちです。その面が fiction で発揮されると、私などは「もう勘弁!」となるのですが、essay になると俄然、そこが光ります。

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2020年9月21日 (月)

近代日本の史家の生没年

 この数日間、ブログ「代替案のための弁証法的空間 Dialectical Space for Alternatives」様のコメント欄で議論して頂き、重要なご示唆を幾つも頂きました。その一つの成果(?)を弊ブログにも投稿することとします。

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2020年9月 3日 (木)

芸に遊ぶ

 「芸に遊ぶ」。これは、名著 日本の数学 (岩波新書 赤版 61)(初版1940年)において著者の小倉金之助が要約した標語、和算家の理想です(岩波新書1964年、p.100)。

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2020年9月 1日 (火)

丸山真男を逆から読む

 私はこの頃しきりに思うのです。「近代」は、なぜこうも絶えず、「成長」「膨張」「増殖」するように方向づけられているのか。

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2020年8月 2日 (日)

列島とテクノロジー3《文字》/ characters or letters : Technology in Japanese history 3

 文字の無い、あるいは文字が使われない社会を人類学では無文字社会とか、前文字社会とか言ったりします。この言葉を聞いて思いつくのは、例えば、アマゾンやボルネオ島奥地の密林で小さな集団(共同体)を作って暮らす、部族社会の人々でしょう。彼らはしばしば「現代において石器時代の生活を送る」といった形容がなされたりします。

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列島とテクノロジー2《鉄》/ Iron : Technology in Japanese history 2

 鉄は人類が手にしている金属の中で最も有用なものの一つです。とりわけ構造物、小さなものならスマホから自動車、大きなものであれば、五百名以上搭乗するジェット旅客機、東京スカイツリーまで、外側が固く形のあるものは、ほとんど鉄が使われていると思われます。

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列島とテクノロジー1《稲》/ Oryza sativa : Technology in Japanese history 1

 私たち現代日本人は、農耕、と聞けば、直ぐ思い浮かぶのは、「米」、「稲作」ではないでしょうか。確かに、日本語で「ごはん、食べた?」と聞かれれば、「食事を取ったのか?」とも、「お米の食事を食べたのか?」とも受け取れます。それだけ、日本人と「米」は身近なものなのだと言えます。

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2017年10月29日 (日)

凝固点降下と文明史(5/結)

理科的な整理

 自然界の物質は大抵、化合物である。純物質はほとんどない。したがって、《鉄 Fe》の原料である鉄鉱石も、基本的に《酸化鉄》である。酸化鉄(赤鉄鉱Fe2O3、磁鉄鉱Fe3O4)を《鉄 Fe》にする反応は、酸化反応の逆の過程、還元反応である。

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2017年10月23日 (月)

凝固点降下と文明史(4)

 これまでの議論での隠れたポイントは、木炭である。

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