荻生徂徠(Ogyu Sorai)

2020年10月18日 (日)

毎日新聞「今週の本棚」欄2020/10/17

 毎日の「今週の本棚」欄で、橋爪氏のものより面白そうだったのが、2点あります。

マーガレット・アトウッド『誓願』早川書房、鴻巣友希子訳
高橋博巳『浦上玉堂 白雲も我が閑適に羨まんか』日本評伝選 211 ミネルヴァ書房

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2020年10月12日 (月)

幕末維新テロリズムの祖型としての徂徠学(4)/ Ogyu Sorai as the prototype of the Meiji Restoration terrorism

 本記事に関連して、再び思考誘発的な質問がありました。下記。

Q,「テロリストが出てくるという事は、それだけ長州藩は民主化していたとも言えます。逆説的に言えば、幕末の時期にテロリストも出て来ない藩とは一体、どういう藩なのか。 」

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2020年10月11日 (日)

幕末維新テロリズムの祖型としての徂徠学(3)/ Ogyu Sorai as the prototype of the Meiji Restoration terrorism

 本記事に関連して、鋭い質問がありました。下記。

Q,「中国や韓国は体制の学として(個人主義的)儒教を採用してきたというのは、どういうことでしょうか。これはまた別の儒学、あるいは儒教の中の一部、あるいは他の学との混血という事でしょうか。」

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2020年10月10日 (土)

徳川日本の知的文脈とアブダクション史学/ Intellectual Context in Tokugawa Japan and Abduction Historiography

 もう15年近く前に、この雑録表のver.1.4を公開しましたが、カテゴリーで「荻生徂徠」を新設するに伴い、埃をはたいてその ver.2を公開します。単なる生没年表ですが、この表の前後四、五人はほぼ同世代であることは間違いない訳で、同じ時代の空気を吸って生きていたということでもあります。そこに知的文脈を構成してみることは、「実験歴史学」あるいは、「アブダクション史学」の醍醐味ではないか、と愚考します。

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2020年10月 6日 (火)

幕末維新テロリズムの祖型としての徂徠学(2)/ Ogyu Sorai as the prototype of the Meiji Restoration terrorism

(1)から続く。

 「斬奸状」というものがあります。狂気にかられた暗殺者たちが、己の殺人行為の正当性を世間に主張するため、被害者がいかに「悪者」であるかを縷々書き記した文書です。これに関して、非常に面白い文献があります。下記です。

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2020年10月 2日 (金)

幕末維新テロリズムの祖型としての徂徠学(1)/ Ogyu Sorai as the prototype of the Meiji Restoration terrorism

 19世紀半ば、日本列島では、テロ、政治的暗殺が吹き荒れました。「暗殺の中から生まれた明治政府」(1)とはけだし名言です。

(1)『東アジアの弾圧・抑圧を考える ―19世紀から現代まで 日本・中国・台湾』春風社2019年12月、p.13「序」(岩下哲典氏筆)
また、同書所収、関良基「江戸末期の暗殺と明治の弾圧の言説分析ー「国体」「売国」「国賊」「大逆」」pp.129-164は、類編がない重要な論考です。是非ご参照ください。

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2014年1月15日 (水)

享保五年、徂徠哭す

 徂徠は次々と家族を失った。

 享保五(1720)年、一人残った娘増ますが十七歳で病死する。その深い嘆きを下記の七言絶句に詠っている。時に、徂徠55歳。

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2014年1月 9日 (木)

荻生徂徠のアフォーダンス論

徂徠の物もの論(言葉より事物〔=聖人の道〕のほうが能弁である)は、その指し示しているところは、J.J.GibsonのAffordance論と一脈通じるものがありそう。そのうちに小論を書くつもり。今日のところは備忘録。

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2010年5月 3日 (月)

徂徠先生、それは『荀子』にありません(たぶん)

 岩波日本思想大系36・荻生徂徠 、太平策、p.453下段、本文にこうある。

荀子ニ学問ヲ飛耳長目ノ道トイヘリ。耳ヲ飛シ、目ヲ長クスルトヨミテ、坐ナガラ数千里ノ外ヲモ聞キ、数千載ノ昔ヲモ見ルハ、学問ノ道也。

 この箇所についての丸山真男の註にはこう(p.454下段)。

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2010年3月31日 (水)

渡辺浩『日本政治思想史 ― 十七~十九世紀』東京大学出版会(2010年)(3)

■儒者とソフィスト

「 しかし、儒者風情が統治に口を出せば、本流の武士からは反撥が出る。「儒者料簡」という語がある。儒者にありがちな、理屈は通っているようだが実行すれば有害な思いつきと言うほどの意味である。日本の儒者は、そのような視線が向けられていることを意識せざるをえなかったのである。

 このような儒者の社会的在り方は、知識人の社会的存在形態として、世界史的に珍しい。これは、多くは都市に住む、不安定で特殊な職業としての、世俗的な知識人である。官僚でも地主でもない点で、明・清の士大夫や朝鮮の両班と異なる。その存在を支える組織がない点で、欧州の大学教師とも異なる。一方、貴族の庇護の元に秘書・顧問として生きる以外に、町で塾を開き、その授業料で生きることも可能だった点で、欧州近世の知識人とも違う。」本書、p.97

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