小西甚一

2020年10月16日 (金)

‘Unity of Image’ 、「能」から「Imagism」へ / 'Unity of Image' : from 'Noh' to 'Imagism'

 前回の記事では、少し説明不足でわかりにくいことにきづきました。本記事で少し補足します。

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2020年10月15日 (木)

梅若実、エズラ・パウンド、三島由紀夫/ Umewaka Minoru, Ezra Pound and Mishima Yukio

 三題噺です。

※続編を書きました。下記。
‘Unity of Image’ :「能」から「Imagism」へ / 'Unity of Image' : from 'Noh' to 'Imagism': 本に溺れたい

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2010年4月17日 (土)

渡辺浩『日本政治思想史 ― 十七~十九世紀』東京大学出版会(2010年)(5)

■仁斎と近松

 

さらに、近松の演劇論として有名な「虚実皮膜ひにく論」を紹介した『難波土産』(1738)の筆者*、穂積以貫(1692-1769)は、『論語古義国字解』という著書もある、伊藤東涯の弟子である。彼は近松と親しく、その息子は浄瑠璃作者となって、近松半二(?-1787)の名で知られる。近松の世界と仁斎学の世界は、人脈においても近接しているのである。
  渡辺同書、p.142

 

 仁斎と近松の関係について別の論者も指摘している。

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2008年6月14日 (土)

日本思想の通史として(ver.2)

 己が普段の生活の中で志向し、無意識に呼吸して脳細胞を満たしている思想というものを見直すことは難しい。しかし、時折そういう精神のオーバーホールをする必要は誰にでもあろう。そんなときは、歴史に徴してみるに若(し)くはない。それも長いスパンで概観を与えてくれるものがありがたい。

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2008年5月27日 (火)

日本文藝の歴史的特質

「結語  日本文藝の歴史的特質について言うべきことは、少なくないであろうが、いまは、ひとつの愚感をしるすに止めたい。それは、分裂とか対立とかいった性格が、あまり濃厚でないことである。精神と自然との分裂はもともと日本には無く、シナ文化の影響によって分裂現象を生じたのちでも、外国におけるような両極性が明瞭ではない。それはまた、貴族文化と庶民文化とが、はっきりとした対立を示さない事実とも、関係づけて考えられよう。貴族的←庶民的という上昇現象は、猿楽においてその典型的な例が見られ、今様歌謡や連歌などにも、類似の事例がある。しかし、同時に、貴族的→庶民的という下向現象も見のがしてはならぬ。貴族化した藝術が、その貴族性ゆえに、かえって民衆に歓び迎えられるという面も、あきらかに存在するのである。貴族と共に貴族的な能楽を賞翫する庶民もあれば、繁瑣きわまる連歌法式を習得することに価値を感ずる町人もあった。そこには、貴族文化と庶民文化とのかなり親近な交流関係が認められるのであって、どうも「おれたちの階級の文化」を主張するような態度は見受けられない。かように分裂性や対立性の希薄なことが、日本の文藝にとって、是であるか非であるかは、断定いたしかねる。本格的な近代化がなかなか進まない原因の
ひとつは、その辺に在るのかもしれぬ。しかし、批判はいかようにもあれ、そうした事実自身は、あくまで厳然たる事実だと思うのである。」
 小西甚一『日本文学史』講談社学術文庫(1993年)、pp.204-205

 

 

 

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