vulnerability(傷つきやすさ/攻撃誘発性)

2022年8月 1日 (月)

文学と vulnerability(攻撃誘発性)/ Literature and Vulnerability

 物語の主人公は、大抵なにかしらの、弱さ、脆弱性、傷つきやすさ(vulnerability)を持ちます。

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2022年7月18日 (月)

攻撃誘発性としての vulnerability/ vulnerability as an attack provocation

 生身の人間は、誰も傷つきやすい(vulnerable)ものです。素肌を何かちょっとした硬いものに引っかけるだけで、肌は切り裂かれ、場合によっては鮮血が出ます。小さな子どもは、活発であればあるほど家に戻るころには、膝小僧や肘の一つか二つは、擦り剥いて帰宅します。また、昨今のように、雨のせいで寒暖の変化が激しいと、薄着で外出すると、鼻水が出たり、クシャミをしだしたりしてしまいます。

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2022年7月 5日 (火)

心は必ず事に触れて来たる/ The mind is always in motion, inspired by things

 人のこころ(心)は、もの/ことのもたらす触発への応答としてそのたびに現前する。こころとは、みなも(水面)に投ぜられた石によって生起し、時とともに消失する波紋である、と言えるかもしれない。

徒然草(1317年?~1331年?)第百五十七段 筆をとれば物書かれ

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2022年6月19日 (日)

「世界はうつくしいと」長田弘 / I say the world is beautiful(Osada Hiroshi)

 中学生の国語教科書の冒頭には、たいてい散文の詩が掲げられます。私は、仕事で国語科を子どもたちに教えます。そのため、公立学校の教科書を読む機会もかなりあり、そういった「詩」もよく目にします。いつもなら、「既読スルー」するのですが、この詩はそれができませんでした。読んでうれしくなってしまったのです。そこで、娘さん、息子さんの教科書などを読むことなど普段皆無の方々にも知って頂きたいと思い立ち、弊ブログに掲載することと致しました。

国語3 光村図書(令和3年中学校国語教科書)より、【出典】長田弘『世界はうつくしいと』2009年4月 みすず書房pp.16-18

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2022年5月 5日 (木)

心の扉の開き方/ How to open the door to the heart

「心の扉には取っては内側にしか付いていません。外側には取っ手がないのです。」P.12
「先生、俺たち能力はあるが学力がないだけなんだよ!だから、先生、俺たちに勉強教えてくれよ!」P.75

『ぼくに方程式を教えてください ー少年院の数学教室』集英社新書2022年3月
高橋一雄、瀬山士郎、村尾博司共著

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2021年12月23日 (木)

佐野英二郎『バスラーの白い空から』1992年〔3〕

 普段、文学とは遠い生活をしている私が、この素晴らしい文章と出会う奇縁を作ってくれたのが、たまさか目にした故須賀敦子氏の素敵な書評 (毎日新聞1992/12/15、本記事下記)でした。そのころの私は日本経済新聞を長く購読していたのですが、熱心(=執拗)な毎日新聞の勧誘に根負けし、三ヶ月だけ?購読することにしたのです。そんな嫌々ながらの偶然が、それから三十年もつき合う本を私にもたらせてくれるとは「神のみぞ知る」を地で行く、でしょうか。人生の下山途中にいる証には違いありません。

 

佐野英二郎『バスラーの白い空から』1992年〔1〕: 本に溺れたい
佐野英二郎『バスラーの白い空から』1992年〔2〕: 本に溺れたい

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2021年9月10日 (金)

小説「ジョゼと虎と魚たち」(田辺聖子/1984年)①

 この短編小説を知ったのは、2020年に劇場公開されたアニメ「ジョゼと虎と魚たち」(監督:タムラコータロー)を通じてです。
続編(②)を投稿しました。

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2021年4月19日 (月)

人は「子」として生まれる

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 「親」という status を経験しない人間はいたとしても、「子」という status を持たない人間はこの世に存在しません。

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2021年4月18日 (日)

A human being is born as a "daughter" or "son"

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 There are people who do not experience the status of a "parent," but there are no people in the world who do not have the status of a "daughter" or "son".

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2019年12月24日 (火)

漱石作品に見る近代日本人の《立場主義》化/ The "Positionalism" of Modern Japanese in Soseki's Works

 経済学者安冨歩氏の近著に『満洲暴走 隠された構造―大豆・満鉄・総力戦―』角川新書2015年、があります。その、pp.175-7に興味深い記述がありました。

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