清少納言(Sei Shōnagon)

2021年8月 1日 (日)

オリンピックと枕草子/ The Olympics and The Pillow Book of Sei Shōnagon

 このコロナ禍の東京。オリンピックが見切り発車されると、政治家たちの思惑を別にして、身体の極限を追求したアスリートたちの姿には、思わず引き込まれます。ひとはスペクタクル spectacle を欲する、あるいは「パン」が満たされれば「サーカス」を求める生き物なのだと自覚してしまいます。

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2021年4月12日 (月)

清少納言とキャサリン・マンスフィールド/ Sei Shonagon and Katherine Mansfield

憂き身をばやるべき方もなきものをいづくと知りて出づる涙ぞ
(清少納言集・三十九)
〔つらいことのみ多いこの身をどうすることもできないのに、どこに行けばよいと知って、次々と流れ出てくる涙なのであろうか。〕〔引用:圷 美奈子『清少納言』笠間書院HPより〕

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2020年8月 2日 (日)

列島とテクノロジー3《文字》/ characters or letters : Technology in Japanese history 3

 文字の無い、あるいは文字が使われない社会を人類学では無文字社会とか、前文字社会とか言ったりします。この言葉を聞いて思いつくのは、例えば、アマゾンやボルネオ島奥地の密林で小さな集団(共同体)を作って暮らす、部族社会の人々でしょう。彼らはしばしば「現代において石器時代の生活を送る」といった形容がなされたりします。

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2017年11月24日 (金)

文字無き世界(3結)/ a world without characters

 弥生時代から古墳時代、ヤマト王権への変遷は、プリミティブな無文字社会に、漢文でいうところの《文明(暗いところを文字という光が照らし出す)》が浸透する過程そのものです。これは列島の文明史上最大のドラマと言ってよいと思います。

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2015年5月 2日 (土)

読書をすると頭が良くなるか?(2)

 「読書をすると頭が良くなる」理由を二つの角度から考えてみる。

■本の情報量は少ないが故に、読書すると頭が良くなる

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2013年5月20日 (月)

身分と労働 Status and Labor

 以前、このブログで身分関連の記事を4つ書いた。

1)身分再考
2)身分再考(2)
3)人には生まれながらに尊卑の別がある
4)人には生まれながらに尊卑の別がある(2)

 そこで抜け落ちている大事な議論がある。《労働》である。


■枕草子【御乳母の大輔の命婦】 ~第二百四十段

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2006年2月19日 (日)

藤原正彦 『国家の品格』 新潮新書 2005年(9/最終回)

 藤原氏は、人間は二種類いる*、と信じているらしい。引いてみよう。

p.83**
「・・・。過去はもちろん、現在においても未来においても、国民は常に、世界中で未熟である。したがって、『成熟した判断が出来る国民』という民主主義の前提は、永遠に成り立たない。民主主義にはどうしても大きな修正を加える必要があります。」

p.83
「・・・。真のエリートというものが、民主主義であれ何であれ、国家には絶対必要ということです。この人たちが、暴走の危険を原理的にはらむ民主主義を抑制するのです。」

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