歴史

2017年11月19日 (日)

文字無き世界(2)

 さて、face to face のコミュニケーション形式で成立していた、小規模かつ単純な無文字社会が、何らかの原因で、その範囲を広げたとします。すると、その規模に対して既存のコミュニケーション形式の処理能力は過少であるわけですから、全体的な意思疎通がなかなか成立しないだろうと予想されます。

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2017年10月29日 (日)

凝固点降下と文明史(5/結)

理科的な整理

 自然界の物質は大抵、化合物である。純物質はほとんどない。したがって、《鉄 Fe》の原料である鉄鉱石も、基本的に《酸化鉄》である。酸化鉄(赤鉄鉱Fe2O3、磁鉄鉱Fe3O4)を《鉄 Fe》にする反応は、酸化反応の逆の過程、還元反応である。

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2017年10月23日 (月)

凝固点降下と文明史(4)

 これまでの議論での隠れたポイントは、木炭である。

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凝固点降下と文明史(3)

 《製鉄》のプロセスは、二段階に分けられる。

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2017年10月19日 (木)

凝固点降下と文明史(2)

 自然科学という分野の(個人的に)嬉しい点の一つは、一見全く異なった現象を同じ原理で統一的に理解できることだ。なぜ嬉しいのか。私は記憶力が悪い。一つの原理で二つの現象を理解できる(一石二鳥)なら、記憶する手間が一つ確実に減る。これが嬉しい。

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2017年10月18日 (水)

凝固点降下と文明史(1)

 いま、「日本全史」的なものを執筆中で、ちとばかり、弊ブログへのポストが滞りがちになっている。人生何が起きるかわからない。いま冥界へ旅立つことになったら、残せるものは悔いだけだと愕然とし、図書館に残るものを書こう、と思い立った次第。ブログ記事に残しただけではブログ主が死んじゃったら、結局のこらないもんね。
 日本列島の縄文から20世紀までを通史として書く予定で、いまようやく古代から律令制にとりかかり中。出版にこぎつけたら、無論このブログでもアナウンスしますので、買ってね。

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2017年6月 5日 (月)

呉座勇一『応仁の乱』中公新書(2016年10月) 感想Ⅰ

 表題の本を読んだ。(端折ったので)完読とは言えないため、書評ではなく感想。
以下に連想したことを備忘録としておく。

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2017年5月19日 (金)

鎌倉時代に「鎌倉《幕府》」は存在しない

 「江戸《幕府》」や「徳川《幕府》」なる語彙が当事者たちの自称ではないことは勿論、当時の第三者からの呼称でもなく、徳川19世紀中頃における政治的意図が込められたものであったことは、弊blogでも幾度か記事化した。すると当然、「鎌倉《幕府》」なる語彙を使った鎌倉時代人たちも皆無であろうと容易に推測できる。以下はそれに関連する evidence の二例。

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2017年4月19日 (水)

尼将軍の檄

 時は承久三年(1221)五月十四日、京で逼塞させられ、虎視眈々と機会を窺っていた上皇、後鳥羽院は、ついに鎌倉への反攻の挙兵に出た。翌日には、北条義時追討の宣旨・院宣を発する。

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2017年1月23日 (月)

ブリコラージュと資源論(Bricolage and theory of resources)

おとぎ話の魔法使いや旧約聖書の創世記とは異なり、我々が暮らすこの世界で《無》から《有》を捻り出すこと(create)はできない。

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