明治

2017年7月 3日 (月)

明治日本の《米国化》

 明治九年二月、昭憲皇太后(明治皇后)は先にその開校式に行啓した「東京女子師範学校」に、以下の歌を下した。

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2016年8月17日 (水)

日本社会の構造転換(4)

ヒルネスキー様の、日本社会の構造転換(3)に頂いたコメントに10か月ぶりに応答します。

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2009年9月24日 (木)

徳川期の「天皇機関説」

①「本条(明治憲法第4条のこと:引用者注)ハ此憲法ノ骨子ナリ。抑憲法ヲ創設シテ統治ヲ施スト云フモノハ、君主ノ大権ヲ制規ニ明記シ、其ノ幾部分ヲ制限スルモノナリ。又君主ノ権力ハ制限ナキヲ自然ノモノトスルモ、已ニ憲法政治ヲ施行スルトキニハ其君主権ヲ制限セザルヲ得ズ。」
憲法草案枢密院会議筆記(明治21年6月18日午後の条)、
鳥海靖『日本近代史講義』東大出版会(1988) 、p.228

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2009年8月21日 (金)

坂野潤治『日本憲政史』東京大学出版会(2008年)

■内容に関して
 簡単な見通しを得たい方は、後に掲げる書評1)を、ここ数年矢継ぎ早に出ている坂野氏の他の著作と関連させながら、詳しく辿りたい方は、2)をご覧戴きたい。

■なにゆえ「憲政史」?
「本書では、憲法起草運動と国会開設運動、解釈改憲論(天皇機関説)と普通選挙運動(民本主義)の双方を含んだものとして「日本憲政史」を定義したい。」
本書、序章、p.6

 書名を換言するなら、「近代日本における民主制 democracy の発達」か。

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2009年3月22日 (日)

徳川文明の消尽の後に

 徳川慶喜は、大正2年(1913年)11月22日に没した。享年76歳。1868年の時点で、彼は31歳であった。すると、不本意ながら人生の過半を、明治コンスティテューション下で彼は過ごしたことになる。さて、そうすると、慶喜は江戸人なのであろうか、それとも明治人なのであろうか。

 日本における国勢調査は、大正9年(1920年)から始まる。ということは精密な人口データはこれ以降であり、それ以前の人口に関するデータはそれぞれ推計しなければならないわけだ。それはちと面倒なので、第一回国勢調査のデータを使って、大正時代の年齢構成を調べてみよう。

 ちなみに、国勢調査の時系列データは下記から容易にExcelファイルとして入手可能である。

政府統計の総合窓口 GL08020101

 大正9年の総人口は、55,963,053人。そこから、15歳未満人口20,416,202人を差し引く。すると、大正9年の15歳以上人口35,546,851人が出る。これが大正9年の大人人口と言ってよいだろう。なにしろこの頃大抵の15歳は既に働いていたのだ。

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2009年2月19日 (木)

愛すれども、淫せず ― ある福沢評

「福沢諭吉(1834-1901)の文章には否定しがたい一種の快活さがある。それは、人々が暗黙の内に依存している権威、あるいは狡猾さや馴れ合いを容赦なく明るみに出し、タフで自信をもって努力する個人がそのような内輪の甘えを壊すことを期待し、社会に新しい展望をもたらそうとする基本的な構えがどの作品にも通底しているからである。」
松田宏一郎「福沢諭吉の波紋」、苅部直・片岡龍編『日本思想史ハンドブック』新書館(2008年) 所収、p.118

 著者は、冒頭から肯定的に福沢を評する。しかし、

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2008年10月14日 (火)

徳川社会三変論

 徳川日本は、ざっと三区分したほうがよさそうだ。

17世紀 近世国家の出現とその拡大(国制の安定と外延的経済成長)
18世紀 近世化社会の完成(社会の成熟と内包的経済成長)
19世紀 プレ近代化(社会と個人のビジネス化)

 この三区分からみても、18世紀徳川日本が、変化の目立つ時代に挟まれて、踊り場的な、よく見ないとわからない地味な存在という位置づけになるが、逆に言えば、最も近世らしい近世ということにもなる。

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2008年4月22日 (火)

Republicanismは、共和主義か?

 まつもとさんから貴重なコメント戴いた。

 そこで、資料的なことを書いておこうと思う。

■「共和」の出典

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2007年11月19日 (月)

Hume - Hayek conservatism の理論的欠陥 (3・結語)

 すでにこの話題も長くなってしまい、私も少々飽きてきた。この辺でザックリ結語としたい。

 人間の行動と社会の歴史的遷移をいくつかに図式化してみる。

 まず、諸個人の行動。

 Ⅰ.目的 → 手段(選択)→ 行動

 次に、社会の時間(歴史)的遷移。

 Ⅱ.原因 → 結果

 Weber の社会科学方法論は、{目的 → 手段(選択)}を{原因}に、{行動}を{結果}に読み替え、ⅠをⅡに組み込む。これで、科学方法論として、因果論が使えることになる。

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2007年9月28日 (金)

「啓蒙」雑考(補遺)

 一点、重要な主題のすり替えがあった。お恥ずかしい。(-_-;

 最初の質問は、enlightenment が誰によって「啓蒙」と訳されたのか、だった。しかるに、(2)での結論は、Aufklaerung → 啓蒙 の初訳は、どうも大西祝らしい、とまでしか迫れていなかった。申し訳ない。

 結局、今の段階では、enlightenment → 啓蒙 の初訳者が大西であるかどうかは不明としかいえない。私には。

 うーん。憶測すれば、たぶん、Aufklaerung → 啓蒙 がアカデミズムで定着するにしたがって、enlightenment → 啓蒙 も収斂したのではないか、というところだが、ま、どうかな? もうこれ以上探求する資源(元気、時間)が私にはないので、あきらめます。すみません。

〔参照〕

「啓蒙」雑考(1)

「啓蒙」雑考(2)

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