日本

2022年6月26日 (日)

菊池寛「私の日常道徳」大正十五年一月(1926年)

 これは、『ちくま日本文学027 菊池寛 1888-1948』ちくま文庫(2008年)pp.449-51、にあります、菊池寛三十八歳の処世訓です。作家というより、成功する実業家(businessperson)のもの、といった感がありますし、意外にも方法的人間なのだ、と思い直しました。デカルトの『方法序説』を少し彷彿とした、とまで云うと大袈裟でしょうか。下記です。

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2022年6月12日 (日)

Akutagawa Ryunosuke "Rashomon" Taisho 4 years (1915)

I read Ryunosuke Akutagawa's "Rashomon", 1915.

※参照 芥川龍之介「羅生門」大正4年: 本に溺れたい

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2022年5月26日 (木)

"Faith in Theory" versus "Faith in Reality"( Masao Maruyama )

The following is an English translation of pp. 52-62 of Masao Maruyama, Nihon no shiso (The Idea of Japan), 1961, Tokyo, Iwanami Shoten.

The reason for this partial translation is that the subject matter raised in the book is a prominent one that has been frequently referred to in Japanese discourse from the late 1960s to the late 1980s. However, I do not believe that there is only an intellectual-historical problem in the specific historical context of postwar Japan. The rise of Marxism after World War II was a worldwide phenomenon. It is hard to imagine now, but Marxism was the leading intellectual item in the intellectual salons in the West at that time. I might add that in my personal assessment of this discussion, I feel there is a possibility of invoking a more universal set of issues apart from those, but I will post that as a separate article when I am ready.
Masao Maruyama, Nihon no shiso (The Idea of Japan), 1961, Tokyo, Iwanami Shoten

Masao Maruyama, The Idea of Japan, 1961, Tokyo, Iwanami Shoten
Table of Contents
Chapter 1: The Idea of Japan (pp.1-66)
Preface: Lack of Ideological Coordinates in Japan, etc.
1. The Premature Appearance of Ideological Exposure, etc.
2. The Unlimited Responsibility of Subjects in "Kokutai", etc.
3. The System of Irresponsibility in the Emperor System, etc.
4. [English translation below of this article: Blogger's Note].
 Conclusion
Chapter 2: Thought and Literature in Modern Japan: A Case Study (pp.67-122)
Preface: Politics-Science-Literature, etc.
1. How to Formulate the Problem of Literature and Politics at the End of the Meiji Era, etc.
2. Political and Scientific Totalism in Proletarian Literary Theory, etc.
3. The Search for "Autonomy" in Each Cultural Domain, etc.
Conclusion
Chapter 3: On the State of Ideas (pp.123-152)
Humans rely on images to make judgments
New reality created by images
The emergence of cloak-and-dagger language in organizations and the precipitation of prejudice
The flood of victim consciousness, etc.
Chapter 4 "Being" and "Doing" (pp.153-180)
Those who "sleep on their rights"
"Being" society and "being" morality
The Social Rise of "Doing" Organizations
The perversion of the value of "doing" and the value of "being," etc.
Afterword

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2022年5月22日 (日)

丸山真男の「理論信仰」対「実感信仰」

 丸山真男の非常に有名な(かつては?)、「理論信仰」対「実感信仰」、という議論ですが、これ、出典を読まれたことがない方(多分、若い方)も結構いるのではないでしょうか。出身学部が文系で、現在60歳代以上の方なら、大学生協書籍部に必ず平積みされていたので、立ち読みくらい一度はされていたはずの、下記の書が出典です。
丸山真男『日本の思想』1961年岩波新書

 自治体の図書館なら、必ず蔵書されているでしょうが、買うのは勿論、図書館から借り出すのも、ちょっと億劫という方のために、本書の該当頁(10頁分)をテキスト化し、本ブログにupしておくこととしました。利用して頂ければ嬉しいです。
  (註)この議論に関する、現在のブログ主の雑感は、(2)で書くつもりです。他に書きたい書評もあるので、こちらはその後になりそうです。

丸山真男『日本の思想』1961年、東京、岩波書店
目次
第1章 日本の思想(pp.1-66)
まえがき 日本における思想的座標軸の欠如、ほか
1.イデオロギー暴露の早熟的登場、ほか
2.「国体」における臣民の無限責任、ほか
3.天皇制における無責任の体系、ほか
4.〔本記事の以下にテキスト化:ブログ主・註
おわりに
第2章 近代日本の思想と文学―一つのケース・スタディとして(pp.67-122)
まえがき 政治‐科学‐文学、ほか
1.明治末年における文学と政治という問題の立てかた、ほか
2.プロレタリア文学理論における政治的および科学的なトータリズム、ほか
3.各文化領域における「自律性」の模索、ほか
おわりに
第3章 思想のあり方について(pp.123-152)
人間はイメージを頼りにして物事を判断する
イメージが作り出す新しい現実
組織における隠語の発生と偏見の沈殿
被害者意識の氾濫、ほか
第4章「である」ことと「する」こと(pp.153-180)
「権利の上にねむる者」
「である」社会と「である」道徳
「する」組織の社会的台頭
「する」価値と「である」価値との倒錯、ほか
あとがき

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2022年2月26日 (土)

LILIUM: ラテン語によるアニソン/ LILIUM: The anime song written in Latin (1)

 おそらくアニメ史上唯一のラテン語によって書かれたアニソンがあります。そのアニメは、『エルフェンリート』(2004年CS放送、原作者:岡本倫、監督:神戸守)のOPソングの「LILIUM」です。作詞・作曲・編曲は、小西香葉/近藤由紀夫の両氏(ユニット名、MOKA☆)です。アニメにおける美しく凛々しいボーカルは、野間久美子さんでした。

 放映後、サウンドトラックが別売されていなかったのですが、耳コピされ、世界中でカバーされるに至っています。そこで、原作者たちが、オリジナルのコードとメロディで混声合唱で2016年に発表したCDが下記です。

LILIUM MOKA☆ Produce Mixed Chorus

 

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2022年2月21日 (月)

加藤楸邨の鉄道秀句/ Excellent Railway 'Haiku' by Kato Shuson

 下記のエッセイから「鉄道句」というカテゴリーを教えられました。

府川雅明「楸邨そして電車臭」、『となりあふ』第5号 pp.24-5、2022 spring

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2022年2月15日 (火)

Collapse of Social Order and Salvation of the Individual

 In a new book by the late Masahide Bito, he writes,

※This article is an English translation of "社会秩序の崩壊と個人の救済/Collapse of Social Order and Salvation of the Individual: 本に溺れたい"20140818 (Supported by DeepL Pro).

1551531361 799pxhanging_from_the_miseries_and_misfo

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2021年12月31日 (金)

2022年はインフレ元年:コストインフレの半世紀へ/ 2022: The First Year of Inflation: Toward a Half Century of Cost Inflation

 2022年は、ドネラ・メドウズ(Donella H. Meadows)を主査としてローマ・クラブ・レボート『成長の限界 The Limits to Growth 』が1972年に発表されてからちょうど50周年です。50年後の眼から見ても、驚くべきことにこの報告内容はほぼ正確だった、と言えるようです。下記はその内容を象徴する有名なシミュレーションモデル図です。
〔出典は、電力自由化Q&A :「電気を選ぶ」ってどういうこと? | 電力・ガス比較サイト エネチェンジ

Limit-of-growth-graph

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2021年12月30日 (木)

懺悔と免責/ Repentance and Immunity

 近現代日本人の「立場主義」は、人間の思考と欲望を《水路付け canalization》して、個人に組織の仮面をかぶらせることで、自己判断としての責任倫理の心理的圧迫から個人を解放し、爆発的なエネルギーを引き出しましたが、それは同時に、個人の行為から発生する《責任倫理》からの免責も意味し、普通の人々を徹頭徹尾、鉄面皮にする危険もありました。

※参照 漱石作品に見る近代日本人の《立場主義》化: 本に溺れたい

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2021年7月19日 (月)

明治十二年のトクヴィル

 本邦初訳のトクヴィル『アメリカのデモクラシー』は、明治十二年に出ています。

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